映画監督の手塚眞さんの写真展に行ってきた。
「箱の中の女性」をテーマに撮り続けていた写真が100点程、
所狭しと展示されていた。
ウィリアム・クラインも映画『モード・イン・フランス』の
confessionというパートでモデルが狭い空間に入って、
独白をしているシーンがあったけど、
手塚さんの写真はクラインのそれと比べて
どことなく透明感を感じさせる作品群だった。
やっぱ写真も上手だなー。
会場には箱の映像versionもあって、
モニターごと箱に入れて上映するインスタレーション的な作品も見られた。
マッピングとは違った面白さがあったね。
映画『白痴』を見てても感じたけど、
奔放な映像のイメージはこれらの積み重ねから養われてきたのかなと
思いながら見てた。
やっぱり色々と実験しないと引き出しは増えないね。
コンセプトを決めて連作する活動、
やり始めたらライフワークになりそうだなと思いました。
写真展、3月2日までやっているそうです。
ヴィジュアリストの肩書きは伊達じゃないです。
ご興味のある方は是非!
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