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2017年8月29日火曜日

デジタル技術だけでは出せない味ってあるよね〜。(I★★O風)

先月のことになるんだけど、
9月にアルバムリリースを控えている
その名はスペィドのteaser用撮影を致しました。

ようやく公開となりましたのでご紹介。



Phenoメnon (teaser) - その名はスペィド / THE LADY SPADE

今回は、以前撮影したMV"アレタベタイナ"の様に
CGの造り込みはなるべく減らして
現場で造り込んでしまおうというコンセプト。


実際の撮影現場の様子。
SLF!さん発案のもと、こんな感じで背景(この場合は前景か?)を制作し、
カメラ、ライティング共に極力シンプルなモノにして撮影。
前面の黒いストライプはビニールシートを切って木枠に固定したモノ。
マットな質感が光を柔らかく反射しているのが、
個人的にはお気に入りな部分です。



カメラのモニターで確認出来ますが、

パソコン上でストライプのグラフィックを造ったのでは出せない
アナログな味が出せたんじゃなかろうかと。


今回は、ビデオ以外にCDジャケットの撮影なども担当させて頂きまして、
自分のクリエイティビティを反映させやすい現場でした。

カラフルでありながらも何かを極力制限してシンプルに魅せる作品は
TOOWA2の得意とする分野でありまして、
こういう技術をもう少し進化させたいなと思いました。

最近は、誰でも動画を扱える様になってきて、
AfterEffectsやPremiereの参考書をみれば、
簡単なCGであれば誰でも出来てしまう時代。

ちょっとでも人と違う作品を造るのであれば、
デジタルに頼らないアナログな手法が
重要になってくるんじゃなかろうかと思い、
機会があれば現場での造り込みも含めて撮影に臨んでいます。

さて、そんなリリースを控えたスペィドさんですが、
ミニライブを9/7にTower Record池袋店でやるそうなので、
ご興味ありましたら観に行ってみて下さい。

詳細はこちら。
http://tower.jp/store/event/2017/09/014004

2017年8月28日月曜日

ノミネート情報と映画祭への傾向と対策(のようなもの。)

夏休みもそろそろ終わりですね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

久しぶりのBlogにて、
今日はお知らせです。

ここ数年、制作してきたShort filmをオムニバス形式の作品としてまとめた、
映像作品"ENSEMBLE episode movie"が
9月17日〜23日にインドネシアで開催される映画祭、
"International Film Festival for Peace, Inspiration, and Equality (IFFPIE)"のInternational Awards of Outstanding Excellence Winners(長いね。。笑)に
ノミネートされました。

http://internationalfilmfestivals.org/IFFPIE/winners.htm

作品はJakartaとBaliで2回も上映されるらしく、
地域をまたいでお世話になるようです。

前2作のノミネートから随分と期間が空いてしまいましたが、
ようやく朗報です。

ふぃ〜っ、長かった。。

この作品は1話完結型のエピソードで構成されているので、
ゆくゆくは『Coffee and Cigarettes』みたいな
作品にしていきたいなと思っています。

ついでにTrailerをUPしておきます。
お時間ある時に観てみてね。





まとめて観てもらった方が色々なシチュエーションを楽しんでもらえると思って、
セットで出品していたのですが、なかなか返事がなく。。。
作品として自信があっただけにどうしてなんだろうかと
思っていたのですが、嘘か本当かある話を聞きました。
(都市伝説かもしれないので話半分で聞いてね。笑)

これは、とある海外の映画祭で働いていた人から聞いたのですが。

通常、映画祭ではshort filmを上映する際に
Programerという立場の人が作品を選んでいるのだけど、
開催期間という時間的な制限の為に短い作品を選ぶ傾向があるのだそうです。

大体、3分半から長くても10分未満は選ばれやすく、
20分を越えると難しくなるのだとか。

今回の作品は30分を越えていたので、
なかなか厳しかったのかなと。

もっとも色んな映画祭がありますので、
開催年数の少ない映画祭や実験的な映画を扱っているところは
この限りではないと思うけれどもね〜。

でも、ビジネス的な視点で考えてみると、
色んな作品を上映して多くのお客さんに観に来てもらおうと考えれば、
分数の短い作品を多く選んでバラエティ豊かな映画祭という
アピールした方がメリットはあるかもしれないよね。
これは、映画祭をやる側の人情というか、なんつーか。
そんなコトもあるかもねとその話を聞いた時は
話半分だったけれど。

勿論、これが大部分の意見ではないと思うし、
違った方針で活動している映画祭もあると思います。

なので、「作品をどのように出品するか?」を考えた時の
ひとつの指針になればコレ幸いです。

あ、あと、出す側の目線として。
作品のジャンルが明確だと出品しやすいかもしれません。

ドラマなのか、コメディなのか、スリラーなのか、
はたまたストーリーが全くない実験的な作品なのか。
海外の映画祭はジャンルごとに色んな作品を募集しているので、
作品の方向性が明確だと傾向を立てやすいと思います。
(勿論、作品のクオリティありきだけどね♪♪)

これは、NYCのFilm Fesに参加した時に映画祭のディレクターから言われました。

そんなこんなで、
自分のノミネート情報と共に
映画祭に作品を出品する時の傾向と対策になりそうなことをBlogにしてみました。