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2011年9月15日木曜日

ヤン・シュバンクマイエル展

ラフォーレ原宿にて開催中のヤン・シュバンクマイエル展に行ってきました。
「アリス」や「ファウスト」、「悦楽共犯者」といった、
シュールでグロテスクな映像美を一時期よく観ていたので、
映像作家としての顔が強かったけど、
今回は、彫刻や絵画、コラージュ、舞台装置などの作品も沢山展示されてた。
そのどれもが一本芯のある感じがしたね。
独特の質感とでも言えばいいのか。

ヤン・シュバンクマイエル自身のルーツが最初にあって
それを表現する為にコラージュや彫刻、舞台装置があるってコトが、
解って面白い展示でした。

最近は、youtubeやvimeoなんかで当り前に
アニメーションや実写、CG作品を観る事が出来るから、
テーマやルーツを置き去りにして、
手法やデザインを目の当たりにしちゃう映像ってよく観るけど、
「自分の表現したいテーマやルーツ」ってのを根本に置いて制作をするって
大事なんだなとヤンさんの作品を観て、しみじみ。

そう考えると、個性は自分を見つめる事から始めないと
いけないのかもしれないね。

会場には、奥さんのエヴァ・シュバンクマイエロヴァーの作品も展示されてた。
絵画作品、滑らかなタッチを感じさせれる作品が多くて、
観てて癒されたな。

ってな訳で、
制作に煮詰まっていた頭をほぐす為に、
フラッと都会へ繰り出してみたのでした。

さて、制作、制作!

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