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2012年1月30日月曜日

例えどんな状況になろうとも。





先日の事だけど、六本木ヒルズで開催している歌川国芳展に行ってきました。
ホントは「こんな作品が〜」と写真を上げながらブログを書きたい所なんだけど、
当然の事ながら場内は撮影禁止ですから、それは出来ない訳で。
冒頭の写真は、せめて雰囲気だけでもと入り口にあったポスターを撮ってみた。


今年は、毎月映画館と美術館に行くというのが目標で、
今月は、映画はコッポラの新作、展覧会は国芳を観てきたのでした。
とりあえず、1月は達成。


で、国芳なんだけど。
今まで、作品展って仕事柄観に行く事がおおかったけど、
浮世絵って記憶にあるのは北斎と
「週刊浮世絵〜」みたいなDeagostiniから出版されている本を買ったくらいで、
割と未体験領域&固定観念もあったのだけど、
意外とポップな作品が多かったです。
一番ビックリしたのは江戸時代に斜めストライプを作品に取り入れていた事。
西洋的な絵画も研究していたみたいで遠近法を取り入れた作品もありました。


展覧会は国芳の作品の遍歴を追っていく内容なんだけど、
存命中に江戸幕府の天保の改革で美人画や役者画が描けなくなって、
作風が転換せざるを得ない時期が何度もあるんだけど、
その度に新しい発想で造られる作品が生み出されていく。


そのどんな状況になろうとも、
違った角度から作品を生み出していく国芳の心意気と自由闊達さが
感じられる内容になってました。


クラブも今、風営法の煽りを食らって大阪、京都は大変な事になっているし、
東京もじわじわとその波が届き始めているけど、
そんな事にはめげずに我々クリエーターは
作品を造っていきたいなと襟元を正される気持ちになりました。


展示会は2月10日までやっているので、
気になる方、是非遊びに行ってみて。


http://kuniyoshi.exhn.jp/



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