六本木新世界でのLIVEの後、渋谷に移動。
ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開してたトビー・フーパーの新作、
『悪魔の起源 ジン』を観てきました。
アラブで制作された映画ってコトと、
アメリカンホラーのレジェンドの様なフーパーが監督ってコトで
これは観に行っておかないとなという事で
公開終了間際ギリギリに間に合ったのでした。
オリエンタルな雰囲気満載でしたが、レジェンドはやっぱりレジェンドでした。
お話は、アメリカで生活をしていたハリドとサラーマ夫妻が
子供の死をキッカケにUAEに帰ってくるトコロから始まる。
町外れの霧がかった場所にあるマンション(この時点で既にホラーテイストね)を借り、
新たな生活を始めるのだけどそこで奇妙な出来事に頻繁に合う様になり〜という展開。
アメリカ帰りというコトで英語とアラビア語が半々でした。
コーランに出てくる人にあらざる精霊ジンがモチーフになっていて、
正体不明の物体が変幻自在に形を変える描写など
特徴が随所に活かされてた。
アラブっていうと女性は髪を隠しているイメージがあるけど、
映画の中ではそんなコトもなく自由な印象さえした。
サラーマ役の女優さん凄く美人でしたねー。
ラザーヌ・ジャマルさんという方。
他のアラブの映画でも見かけませんが要チェックですな。
そして、どことなくJホラーっぽい感じさえしたのは気のせいでしょうか?
アメリカンホラーの第一人者の造るJホラーテイストのアラビアンホラーって
何か不思議な感じだけど。
常套手段のデカい音でビビらせる、
出るぞ出るぞと思わせて出さずに肩透かしを喰った途端に出てくるとか
職人技の極みの様な音響効果、恐怖演出のオンパレードでした。
怖かった〜。。。(ニッコリ)
音に関してだけど、
死んだはずのサラーマのお母さんが出てくるくだり、
彼女がいない隙に彼女と同じ声色で電話口で夫と話すシーンとか、
ホラー以外でも面白く使えそうな感じがした。
ただ、子供を手にかけた母親の描写はちょっと甘く感じたな。
まぁ、エンターテイメントとしてはアリだと思うけど。
深すぎる霧、吹きすぎる風、過剰に見える状況に少し笑えもしましたが、
濃密な内容でした。
公開は終わってしまっているので、
DVDリリース待ちとなるけど、レンタルが楽しみな一作です。
気になる方、是非チェックしてみて下さい。
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