新宿のバルト9にて『アデル、ブルーは熱い色』を観てきました。
深夜の上映ってスカスカで居心地が良いですな。
で、『アデル、〜』、
結論から言うとかなり良いっす。
撮り方はとてもオーソドックスな感じがしたけど、
女性同士の恋愛における嫉妬とか良く描けていて
僕好みの好きな作品でした。
特に撮り方、シーンの始めは引き画、
で、寄り画の切り返しってパターンが多かったけど、
これなら撮影時間も短縮出来そうだなと思いながら観てた。
激しいSEXシーンもあるんだけど、意外とエロくないのが不思議。
カンヌでパルムドールを撮った時に主演の女優二人にも受賞されたけど、
その意味がよく解る程この二人でないと成立しなかった作品である事が
見るとよく解る。
特にアデル役のアデル・エグザルコプロスさんの唇の肉厚感、
食べ物を食べる時の唇の迫力が凄かった。
レア・セドゥのレズビアンぽい感じも良く出てたね。
劇中の音楽が殆どなく、全て現場で流れている音を使っているので、
ライブ感が凄くあったのも印象的。
ナイトクラブの選曲とか凄くオシャレなのでサントラとか出たら、
要チェックしたいなぁ。
1シーン内の会話が少し長く感じるんだけど、
それが後にかかってくるのを見るとそれも無駄じゃなかったんだなと
思える構成だった。
(考えてみりゃそれが普通なんだがw)
彼女達の数年間を描いた作品だけど、
レア・セドゥ役のエマの髪の毛の色が変わる事で年月が経っていると
表現する所とか上手だなと思いました。
3時間近い作品だけど、そんなに長さを感じなかったな。
同性愛の映画と言うより、ある一組の恋愛に関する映画として、
ノンケの人にも凄く共感出来る映画だと思うので、
ご興味ある方是非観に行ってみて下さい。
かなりおススメッス。
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