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2014年5月28日水曜日

ファッション誌創刊のドキュメンタリー

「VOGUE」で長年編集長を勤めた
カリーヌ・ロワトフェルドが立ち上げた新しいファッション誌、
「CR」の創刊に向けての奮闘を追ったドキュメンタリー映画、
を観てきた。

『マドモワゼルC』
「CR」創刊の為に世界中を飛び回る。
色んなセレブリティと交流を深める。
「CR」にフォトグラファーとして参加する
カール・ラガーフェルドやトム・フォードのインタビュー、
ブルース・ウェイバーの撮影シーンもあったりと
超一流のクリエイターと関わる中で、どうやってセンスを磨いてきたかが、
解る造りになっていた。

一方で家庭を大事にする姿、
息子や娘、長年連れ添ったパートナーとの関わりもあって、
仕事一辺倒じゃない姿も垣間見る事が出来た。

紙媒体が売れなくなってきている今の時代に、
「雑誌」というより「アート本」に近い本を造ろうとする、
スピリットが凄いよね。
ってか、泣く子も黙るあのモード誌「VOGUE」を辞めて、
また新しい事に挑戦する姿勢も凄いよね。
彼女にそれだけのパワーがあり、周りを引きつけるだけの魅力があるのだなと思った。
けっして綺麗でも可愛いって感じでもないんだけど、
引きつける魅力、性格的な可愛らしさっていうのを感じた。

創刊の過程で写真家がブッキング出来ないとか、
撮影直前にモデルにキャンセルされたとか、
いろんなトラブルが発生するんだけど、
それに対しても「これぞ発想の転換!」といった行動で
乗り越えて行く。
アントニオ猪木ばり(?)の臨機応変な考え方、
とても勉強になりました。

そういえば映像を観てて思ったんだけど、
C・ラガーフェルドもT・フォードも紙媒体に対する拘りがあるのね。
そして、2人ともデザイナーでありながら自ら撮影もするという。
ヴィジュアルに対する強い拘りを感じました。

編集や撮影も凄くクールなので、観ていて飽きない事ウケアイ。
ご興味ある方是非観に行ってみて下さい。
詳細はこちら。
http://mademoiselle-movie.com

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