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2014年9月30日火曜日

Raindance Filmfestival 1日目。

ロンドンは朝8時。
ようやく落ち着いてBlogが書ける。



予定より早く集合してみたり、



フライトが遅れてドーハで待たされたりしながら、
なんとか到着しました。





空港からホテルまで行くのに電車を乗り過ごしたり、
些細なトラブルはロンドンでも続く。
海外に出ると何かと事情が違うね。いや、単純にミスっただけか。




映画が上映されるVUE Picadillyに着くと、
ポスターやイベント情報が事細かに載っていて、
規模の大きさが感じられた。

上映は明日なので早速party会場へ。
映画祭では連日partyがあってそこに出席するだけでも大変。
何せ完全アウェーだからねw
でも、それは他の人も一緒で会場では皆積極的に交流をしていた。
僕もドイツ人の映画監督と作品のコトについて話す。
こういう時にアルコールとFacebookはとても便利です。
すぐに打ち解けて(アルコール)、その後も繋がっていける(Facebook)。


会場ではアピールタイムなんかもあって、
自分のコトや作品を紹介出来る場も用意されていた。



映画祭に参加している映画監督が我先にとアピールをする。
どこにチャンスがあるか解らないから、こういう機会は大事にしたいよね。
ってことで、僕もチャレンジしてみたのだけど。。



最後は何故かROBOT DANCE。。
英語は、、、まぁ、何とか(汗)



ダンスが好評だったからなのか(?)、その後、色々と話しかけられる。
写真は、元ダンサーで現在は女優をしているCLARISSAさん。
お母さんがバレエの先生をしているみたい。
「POPPIN'やってるのー?」っていう会話が出来るのも
元ダンサーならではの会話なのかも知れないね。
彼女は翌日、オーディションなのだとか。
Facebookを観ると多くの作品撮りをしていて、活動の充実ぶりが伺えた。



会場にいたFILM MAKER達。
英語のハンディキャップはあったけど、映画祭の関係者とも話が出来て
実りのある初日でした。

明日は、上映です。

2014年9月28日日曜日

騙しの妙を堪能するの巻

行くなら今しかないという事で、
ロンドンへ渡航前に「進化するだまし絵」展に行ってきた。

視覚の誤認識を利用した絵画や彫刻、映像作品が観られると言うコトで、
自分の活動にも直結しそうなアイデアがあるなと
随分前から気になっていた展覧会だった。

会場には16世紀頃からの視覚芸術の変遷を辿る様な展示になっていて、
"見た目"による面白さを追求した作品が沢山展示されていた。

解説も過剰じゃなくてすんなり入ってくるものになっていた。
"影という従の関係にあるものが主たる位置に変化する "っていう解説、
何か良いインスピレーションを貰ったわぁ。
そういうコンセプト「世にも奇妙な物語」とかでありそうだよね。
どんな作品かは是非会場で。



webサイトをチェックしたら15sのspot CMも観る事が出来る。
この画のコンセプトがよく解る映像だなぁ。
全部本で造られている人形っていうね。

会場には図録なども販売されていたけど、
彫刻とかは直で観ないと実感出来ないものがあるから、
行って観た方がおススメです。

10月5日までということなので、
アイデアに詰まったクリエーターや発想を変えたい人におススメです。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_deception/index.html

T2 Movie selection vol.293

キング・イズ・アライヴ(2000)
THE KING IS ALIVE

監督, 脚本:クリスチャン・レヴリング
製作:パトリシア・クルイヤー, ヴィベケ・ウィンデレフ
製作総指揮:クリス・J・ボール
脚本:アンダース・トーマス・ジャンセン
撮影:ジャン・スクロッサー
出演:ロマーヌ・ボーランジェ, ジェニファー・ジェイソン・リー, ジャネット・マクティア, デヴィッド・ブラッドリー, マイルズ・アンダーソン, ブルース・デイヴィソン, ブライオン・ジェームズ

砂漠の真ん中で何故リア王を演じる事になったのかが少し説明不足だけど、
砂漠での撮影は圧巻。
使い古されてしまったドグマ(によく似た)スタイルだけど、
改めて観て撮影スタイルの斬新さを感じた。

そして、カメラの砂塵対策とか苦労したろうなと思いながら観てしまった。。


2014年9月24日水曜日

病み付きカラーグレーディング。

先日、代官山の晴れたら空に豆まいてで開催された
SAYUKIちゃんのライブ撮影に行ってきた。



SAYUKI http://sayuki.voce-music.com
KOTARO SAITO https://www.facebook.com/kotarosaitomusic


映像がYouTubeにて公開されていたのでご紹介。
尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」のcoverを
ピアニストの齊藤耕太郎さんの演奏で歌うSAYUKI氏。

男性が歌うのとは違った味があって好きな感じです。
ピアノのみのシンプルな構成だからなのか、
意外と歌詞が耳に入ってくる。
この「I LOVE YOU」もJRのCMで使われててなんとなく知っているくらいで
そんなに聴いてこなかったから改めて聴いてみると
恋人達のやるせなさが伝わる歌ですな。

NYで撮影したAKOYAの時と同様に、
撮影したデータにMagic Bullet Looksで色調を変えてみた。
ライブ撮影だから、これまでは色調整をなるべくしないで
撮ったままを納品していたけど、
色調整をするとより深みのある画に近づいていく。

プラグインは全て英語表記で使い慣れない所もあるが、
細かい調整まで出来る様になれば、
より独特な色調も出せそうな気がした。
処理とか膨大な時間がかかりそうだけど、
今度はLIVE DVDとか長時間の作品で使ってみたいね。

2014年9月22日月曜日

映画監督の絵画展

『リアリティのダンス』や『ホドロフスキーのDUNE』で人気再燃のホドロフスキーが
夫人と共同で制作した作品のExhibition、
「2人のホドロフスキー展」に行ってきた。

靴を脱いでギャラリーに入るという、ある意味アーティスティックな空間ATSUKOBAROUH。
ドリンクオーダーも出来、ノンビリと座って話せる場所も若干ある。
カフェ感覚のそこは、作品のセレクションとは裏腹に敷居の低さを感じられて、
とても居心地が良かった。

終了間際と言うコトで半ば滑り込み気味ではあったが、
絵画作品、観られてよかったです。
映画とは若干印象の違った柔らかい色彩が印象的な作品群だった。
絵画作品の中から映画のイメージを造り出して行ったのかなと想像しながら
「リアリティ〜」にも出て来たキャラクター等もあり、
映画と絵画を行き来している様子がうかがえた。
映画監督の絵画作品ってやっぱりその辺は切っても切れないものだね。
こちらもその関係性を考えてしまうから否が応でも
関連づけてしまうのだけどね。
(まぁ、ホロドフスキーの場合絵画以外にも様々な分野での活動もしているから
関連づけと言うのも強引な感じなんだけど。)

展示は終了してしまったけど、
web siteで少しだけ作品を観る事が出来るので
興味ある方はチェックしてみて下さい。

http://l-amusee.com/atsukobarouh/schedule/2014/0717.php

2014年9月18日木曜日

脳が覚醒したら?

リュック・ベッソンの新作『LUCY』を観てきました。
腐っても鯛、何だかんだ言っても彼の新作は気になってしまう。
「10%しか機能していない人間の脳が覚醒したら?」をモチーフに描く
クライムアクション。
スカーレット・ヨハンソンのアクションも良かったけど、
お気に入りはチェ・ミンシクの凄みを効かしたマフィアっぷり。
画面に映るたびに「何かやりそう」という雰囲気が伝わって、
それだけで映画のテンションが保たれていた(笑)

そして、上映時間が89分ということもあり、
カーチェイスや銃撃シーン、ネットからのアクセスシーンなど、
画的なテンションもさることながら語り口がとにかく早かった。
冒頭、高級ホテルの前でスカーレット・ヨハンソン扮するLUCYと
クラブで知り合ったであろう男(この描写もカットバック的にナイトクラブで知り合ったみたいなシーンが挿入されて説明されている)の会話や格好から
2人が恋人同士ではなさそうなこと、
男に何か秘密がありそうなこと、LUCYがルーズな性格であることが
さらっと説明される。
語りたいもの以外は省略してサクサク進む展開は健在な感じがした。

ただ、設定的に脳力が20%を超えた辺りから何でもあり状態になっていくので、
LUCYに対する障害が弱くなる感じがして緊迫感が薄れる様にもみえた。
そりゃまぁ、超能力使えて人が気絶したり、情報を超高速で理解出来るとなると、
マフィアも太刀打ち出来ないわな。
でも、これ逆の設定、つまりマフィアが主人公でLUCYが敵だったら、
相手がほぼ無敵だから、かなり緊迫感あるかもね。

ラストはやはりそうなるのかとあっけなさも感じたけど、
後味は良かったかも。

そんなこんなで実際に脳が覚醒したらどうなるのか
体験してみたいなと思いながら、劇場を後にしたのでした。
ご興味ある方は是非。
http://lucymovie.jp

2014年9月17日水曜日

曝け出し。

つい先日の事だけど久しぶりにDOMMUNEの会場観覧に行って来た。

HUMAN ELECTROことRYO君がドイツより帰国しライブをすると言うコトで
他の出演者のみならずお客さんも個性的なそしてカッティングエッジな人達が多かった。
こういう場所に行くとその人達の話を聞いているだけで
想像力が掻立てられ自分の中のエッジが立ってくる。

やはり新しい事にトライしている人達との会話は面白い。



先発はモーリー・ロバートソンさん。
アナログシンセを使ったライブで、デジタル全盛のご時世になかなか聴けない音を奏でていた。



お次はDJ HANGERさんのユニットturntable junkies。
六本木とかに行くとよく聴くキャッチーな曲を2枚がけ、スクラッチで
リアルタイムにremixして盛り上げる。
ノリ的には凄く好きな感じ。

そういや映画『TAKESHI’S』でもその超絶技巧を披露してたよね。



そして、HUMAN ELECTROことRYO君。
写真を撮ろうと思ったのだけど客が押し掛け後ろでしか撮る事が出来ず。。
でも、この写真が今の彼を物語っているようだった。
モーリーさんやHANGERさんとは違った静かな雰囲気からライブは始まり、
リズムや音階が不規則な展開。
まるで巷に流れているダンスミュージックを拒否しているかの様な展開に
観客は戸惑いながらそれを凝視する。

そして、音楽だけにとどまらず呼吸やポエトリーリーディング、

ギターの弾き語りまで入ってくる。



色々な事を隠さず見せる姿そのものが、
どこのジャンルにも属さない音そのものが、
彼という人間を物語っている様な気がした。

一時期、ネットでの数々の発言が物議を醸し出した時期もあったけど、
最近はそのエネルギーが自分に向けられている様な印象もあって、

新しい一面をまた見る事が出来るかもしれないと思えるライブだった。

2014年9月14日日曜日

T2 Movie selection vol.292

赤西蠣太(1936)

監督、脚本:伊丹万作
原作:志賀直哉
撮影:漆山裕茂
衣裳:滝井卯一
音楽:高橋半
助監督:佐伯清, 毛利正樹, 佐野稔
出演:片岡千恵蔵, 杉山昌三九, 上山草人, 梅村蓉子, 毛利峯子, 志村喬, 川崎猛夫, 関操, 東栄子, 瀬川路三郎, 林誠之助, 阪東国太郎, 矢野武男, 赤沢力, 柳恵美子, 原健作, 比良多恵子, 香住佐代子, 滝沢静子, 渥美秀一郎, 杉野寿一, 市川友三郎, 富士咲実, 市川吉之助, 月田三郎, 瀬戸一司, 川端繁, 芝田新, 葛木香一, 鳥居正

これ、DVD化されてなくてビデオでしか観られないんだけど。。
名前が広まっている描写やネコを使った長屋の様子の描写など、
編集が上手い。斬撃シーンの少ない時代劇。

2014年9月8日月曜日

センスを遊びで磨きたいならココ。

表参道の交差点近くにOPENしたクラブSHAGに行ってきた。
エントランスはフリーだがドレスコードがあり、
ドアマンの厳しいチェックがあるクラブだった。

T-shirtsやパーカー、短パン等で来てた人がいたが、
入り口で何人か帰されていた。
まぁ、普通のクラブでも短パンってあまりよろしくないんだけどね。
そういや、まだ行ってないけどELE TOKYOでもドレスコードがあるらしいね。
皆、クラブにそれ相応の格好をしていくという習慣が薄れているのかもしれないので、
これはこれでアリなのかもしれないと思った。
良い機会だから皆でオシャレを楽しみましょう!



フロアーにはラバーやドレス、モードな格好をした人達が踊っていて
普通のpartyとは違った雰囲気があった。
内装は和風な空間やカジノを模した場所もあるが、
ダンスフロアーがあり普通に遊びに行っても楽しめそう。



DJのRINKOとラバーガールのAsukaさん。
お二人ともフェティッシュをよく解ってらっしゃる格好ですな。



T2も記念に一枚撮ってもらった。
オシャレをしたつもりが西部劇のガンマン風な格好になるという。。
まぁ、エントランスで止められなかったからOKということか?

ってなかんじで、SHAG。
センスの良い人達が集まりそうな場所になりそうで、
今後が凄く楽しみな場所です。
ご興味ある方、オシャレをして是非遊びに行ってみて下さい。

https://www.facebook.com/shag.tokyo
http://shag.tokyo

2014年9月7日日曜日

T2 Movie selection vol.291

鉄男 II BODY HAMMER(1992)
TETSUO II THE BODY HAMMER

監督, 脚本, 制作, 撮影, 美術, 編集:塚本晋也
製作:小泉洋
プロデューサー:宍戸史紀, 黒川文雄, 竹内信夫, 相原裕美
音楽:石川忠
特殊メイク・造形:織田尚, 高濱幹, 深谷陽
助監督:小嶋博幸
出演:田口トモロヲ, 塚本晋也, 叶岡伸, 金守珍, 手塚秀彰, 浅田修生, 岩田

version2になってスケールアップしても
前作の様な鉄男感満載。
鉄の廃材を使ったアニメーションはVJ的



2014年9月3日水曜日

TOOWAII FILM "ENSEMBLE"、ロンドンで上映されるってよ。

何のこっちゃとお思いの方もいるかと思いますが、
TOOWAIIが監督した短編映画"ENSEMBLE"が
ロンドンで開催される第22回RAIN DANCE FILM FESTIVALの
オフィシャルセレクションに選ばれました。

http://raindancefestival.org

RAINDANCEって言えば、
アメリカのサンダンス・フィルムフェスティバルと双璧をなす映画祭で、
(SUNの反対でRAINってコトね)
クエンティン・タランティーノやルー・リード、
フォトグラファーのアントン・コービンが審査員を務めた事でも
知られるイギリス最大の映画祭の一つ。

日本映画でも
『桐島、部活やめるってよ』や『ゼウスの法廷』など、
メジャーな作品も選ばれていたりします。

そんな映画祭に選ばれただけでもビックリですが、
プレスリリースまで秘密にしておいてくれとか、
作品をDCPで送ってくれとか、
これまでの映画祭とは、ちと事情が違う。
規模といい知名度といい、これまた楽しみな映画祭です。

上映日は現地時間で9月30日の18時からです。
ロンドン在住の方、旅行でロンドンに行くよって方は
是非是非、The Vue Piccadillyに来て下さい。
詳細はまたお知らせします。