渋谷のUPLINKにて公開されているドキュメンタリー映画、
『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』を観てきました。
モヤモヤする、考えさせられる、色んな感想があると思いますが、
それらは僕らの身近なところにあるのだなと思った。
障害者と健常者の関係が変わっていく構成が良いなと。
観終わった後にミゼットプロレスが廃止になった経緯を思い出した。
一部の人権擁護団体から障害者を見せ物みたいに扱うなって批判があって、
興行が出来なくなりミゼットプロレスに出場していた小人達は
職を失うというコトがあった。
彼らからすればそれは生きていく為の仕事な訳で、
自分達を可哀想だとも思っていない。
むしろ、舞台に立つ事が出来なくなる方が可哀想な訳で。
コレって、健常者が障害者=可哀想という見方しかしてなかったってコトだよね。
この映画ではその"障害者=可哀想という見方"に対してのアンチを
とてもLightな感覚で描いている。
劇中のスケボー青年がカメラを構えているのと同じくらいの感覚で。
そして、結論めいた事が提示されないのでその投げっ放し感が、
観る人の感情に触るのだなと思った。
でもさ〜、安易にまとめて御涙頂戴的な事が良いのかなと思うしなぁ。
ってか、そういう紋切り型の作品の方が実は人間を見てないからね〜。
某チャリティーTV的な感じとかね。アレ、皆ウンザリしてるじゃない?
アイドルと障害者の交流とかホントしんどいよな。。。
あれじゃ、可哀想ビジネスってだけで被災者や障害者の事を見てないよね。
そう、実は皆、そういったマイノリティの人達の事を解ってないのかもしれない。
(突き詰めて考えれば僕もそうだ。)
そういう感情を抱いた人には、この作品はお勧め出来るんじゃなかろうかと。
という訳で、『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』、
色々と考えるところがあると思いますが、
是非、劇場で観てみて下さい。
上映後にトークショーもあるので、それも合わせて観ると
より作者の意図が伝わると思います。
あ、ちなみにこの映画にTOOWAIIが1シーンだけ出ています。
そこも要チェックですっ!!
以下、詳細です。
『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』予告編
上映時間等の詳細はこちらから!!
http://www.uplink.co.jp/movie/2014/34658
http://sasaki-makoto.com/pg181.html
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