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2016年5月9日月曜日

本番を見せる映画とAV&ポルノで何が違うんでしょうね。

GW前でしたがギャスパー・ノエの新作『LOVE3D』を観てきました。

3D上映と言うコトで『オデッセイ』を観た時に貰った眼鏡を持って行ったのだけど、
3Dにならないというトラブルが発生。。
冒頭5分くらい2重にぶれた映像を我慢して観てましたが耐えきれず、
売店で買い直し再度鑑賞。

観終わっての雑感ですがやっぱりカンヌで観ておくべきだったな。。。
ただ、観ているうちにこれはAVと何か違うのだろうかと考えてしまったな。

お話は、
かつての恋人エレクトラが失踪した事を知り、
過去の記憶に思いを馳せる主人公の話なんだけど、
最近のAVだってこんなストーリーありそうだよね〜。
海外のポルノでもストーリーのある作品ってありますよね?

ナイトクラブのシーンは確かにカッコ良かったけど、
AVだって、クラブとかで撮影やってるしね〜(笑)

今回はほぼ素人同然の役者さんを使って撮ったとのことだけど、
AV女優だって演技上手な人いるしね〜。

いや、別に良いんですよ。劇場でポルノ上映しても。
ただ、やっぱりギャスパー・ノエらしさみたいのが感じられないとね〜、、
そのらしさっていうのが、
今回は3Dのポルノでしたっていうと消化不良というかね〜。
最近、3DのAVとかリリースされてますよね?

確かに、他の3D映画よりその特性を活かしている画造りではあったけれども。
グラフィックや画造りはやっぱりカッコ良かったんだけども。

そこは面白かったんだけどね〜。

じゃぁ、『愛のコリーダ』はどうなのさーって話になりますが、
だって、あれ劇中の美術とか超カッコいいじゃない?
あと、お話もよく出来てるじゃない?

映画で本番をやるようになって、
それがポルノと何が違うのかって考えていくと
映画が何を見せる為に造られていて、
AVやポルノが何を見せる為に造られているのか、
なんて考えてしまう一品でした。

はっ!
まさか、こんな事まで考えさせるのを計算して造っていたわけじゃないよね?

http://love-3d-love.com/

P.S
もしも、AVで物凄い予算を確保出来ちゃって、
脚本や演出、演技も練りに練られたもので
カメラとかもRed-one dragonとか使って撮影されたとしたら、
世間はそれをただのAVとしか評価しないのだろうか。

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