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2016年9月21日水曜日

実験的な試みっていつ観ても楽しめるね。

久しぶりの深夜Blog。
ちょっと前の事ですが『イレブンミニッツ』を観てきました。

たった11分の出来事を様々な視点から繰り返し&断片的に描く。
タランティーノの『パルプフィクション』の様な
並行的に語られる手法をさらに分断(というより分解?)して、
最後、結びついていく構成は、数学的な感じすらあって、
普段構成に興味がいかないVJのアタクシでも嫌が応に興味津々でした。

何年か前に『ランローララン』って映画で
テクノのリズムにあわせて同じシーンを繰り返し見せる手法が話題になったけど、
こっちはリズムはジャズでロックな感じ。

通常の画以外に監視カメラやアクションカム、WEBカメラ。
画の質感も様々なのに違和感なくインサートされていて、
色調整の部分でも凄く参考になったな。

一方、人物描写は意外とザックリしてて、
物語の中心的な人物以外はサラッと語られるのみ。
登場人物もかなりのもんだったからバランス的にもそれで良かったのかもしれないね。

今回、初イェジー・スコリモフスキ作品ということで、
良い機会だったので過去作品も借りてみたのだけど、
実験的な手法で撮られた作品が多く、
早速T2のお気に入り監督にリストアップされました♪

『イレブンミニッツ』、まだまだ公開中らしいので、
尖った映画が好きな方は劇場に足を運ばれても良いんじゃないでしょうか?


詳細はこちら。

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