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2013年5月8日水曜日

実験精神あふれる作品群。

GW中に開催されていた実験映画の祭典、
イメージフォーラムフェスティバルに行ってきました。
ご好意にして頂いているヴィジュアリスト手塚眞さんが
作品を上映すると言う事でいざ新宿のパークタワーへ。

パークタワー内の三階会場にて開催していたのだけど、
天井は高いし中央に3〜400インチはあろうかという巨大スクリーンもあって、
そんな場所でマニアックな実験映画がこれでもかと観られるのだから、
始まる前から楽しみな感じ。

イメージフォーラムフェスティバルは幾つかのカテゴリーに分類されていて
僕が行った回は8mmフィルムで映像作品を造っている作家達を紹介するコーナーで、
手塚さんの作品もその回で上映されてました。
実験的な映像が沢山紹介され、ストーリーありきの映画では体験出来ない作品を
沢山観る事が出来た。
というか、「映画の構造を考える〜」とか
「フィルムそのものを造ってそこから作品造りをしてみた〜」とか
そんなトコロから作品造りを考えている人達の作品なのだから、
面白いモノが観られないワケがない(笑)
手塚さんの作品も会場に8mmの映写機を持ち込んで上映をしてました。
8mmカメラだけでなく映写機も持っているのが凄いよね。。

中でも面白かったのが、
リンゴやみかんの皮を薄く切ってそれをフィルムとして使った映像作品。
皮の表面の細胞を一コマずつ撮影して
それをアニメーション的なアプローチで動画にした作品。
皮の表面がアブストラクトなデザインなので動き出すと
サイケデリックな感じがしました。
タイトルも面白かった。その名も「透かして見れば」
音楽や作品の展開も含めて、ここまでやるかと凄く面白かったです。

真面目な話をすると音楽の使い方、セレクトが
どの作家さんも上手でした。
「透かして見れば」はオウテカとかAphex twinっぽいアブストラクトな曲だったけど、
他の作家さんもアンビエントな曲が多く、
8mmフィルムって既に生産終了だけど、
まだまだ色んな事が出来そうな感じがします。

僕も8mmカメラを持っているので、
フィルムがなくなる前に作品を造ろうかなと、
そんな風に刺激を受けた貴重な映画祭でした。

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