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2015年4月25日土曜日

撮り方が変わるとこうも新しいのかと思ったゾンビ映画。



この映画が公開された頃、
デジタルビデオで撮られた映画が増えてきていて、
『28日後…』は、その流れに乗っかったかの様な作品。
レンズ交換が可能なビデオカメラの先駆け”Cannon X-1”で撮られたロンドン郊外は
寒々しく、そして空虚な感じがある。
「ハロー」が虚しく響くところとか好きなシーンです。

監督のダニー・ボイルって、その”乗っかる”感覚に長けてて、
技術や風潮をキャッチするのが上手というか。

そういえば、
『トレインスポッティング』の時も盛り上がりを見せていた音楽シーンの曲を効果的に使ってたし、
『スラムドッグ~』の時もクイズ番組の流行とかあったよね。
『127時間』の時もオープニングのレイアウトは今っぽくキャッチーな感じだったり。
オスカー獲った流れでロンドンオリンピックのオープニング演出とかもやってたよね。

そう、ダニー・ボイルってトレンド掴むのが上手いって印象があるね。
まぁ、そういう嗅覚も大きな予算を使って制作する”映画”というメディアには
必要なセンスなのかもしれないね。

血液から感染して凶暴化するというモチーフは、
ゾンビ映画の系譜に近くてダニー・ボイル流ゾンビ映画って感じ。
デジタルビデオのパッキリした映像に映し出された走るゾンビ達は、
凶暴感5割増♪この映画の魅力って言ったらココです!
トレンドセッターのセンスかつ職人技が冴える映画じゃないかなと思います。

ご興味ありましたらチェックしてみて下さい。


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●走り出したのはこの頃から。
http://toowa2.blogspot.jp/2015/04/blog-post_4.html

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