blog

2015年10月30日金曜日

気が遠くなるような労力があったろうに。。。



Night Visionという1分程の実験的なアニメーション作品。

インクと修正液を使ってひたすら画を描きまくって動画にした
力技全開!って感じだけど気の遠くなる様な労力を払って造られた作品。
画面中心から展開するアニメーションが特徴的。
VJやっている人で好きな人、多そうね。

もう、あれこれ説明する必要ないね。黙って観て下さいって感じ。
(結構説明しちゃっているけど。。)

音楽もアブストラクトな感じで意味とか意図とか解らなくても
スゲェなと思わせちゃう作品じゃないかなと。

こういうの凄く好きです。

2015年10月29日木曜日

"真夜中だけの秘め事"というのはどこの国も変わらんね。



ChanelがPharrell WilliamsやCara Delevingne、Géraldine Chaplinを起用して制作した
Fashion Film。

絵画に描かれているPharrellとCaraが真夜中に人間となって踊るという本筋に
シャネルのジャケットの秘話を盛り込んだ作品。
歌詞に繰り返し入ってくる「シ〜、シ〜」は
「ココ(Coco)・シャネル(Chanel)」の略称というのは言わずもがなですかね(笑)

まぁ、夜のシーンの前にベルボーイや給仕で出てきちゃっている時点で、
夜のシーンが違うニュアンスになってしまっていると思ったけど、
考えてみると「生命を与えられてないモノが真夜中に動き出す」というコンセプトは
意外とPopularだよね。



例えばこのMVも同じコンセプトなワケで。
高級感のある感じに見せるか、POPに見せるかの違いだけで大枠は同じ。
そういや、映画『ナイトミュージアム』も同じコンセプトか。

"真夜中だけの秘め事"というコンセプトの夜ネタ(略すと明け透けな感じになってしまいますがw)、
万国共通で作品をFantasticに造れるし、何より造り手によって印象が変えられるという感じもした。

2015年10月28日水曜日

作品の背景を知ると楽しさが増すよね。

TOHOシネマズ渋谷にて『キングスマン』を観てきました。
久しぶりのスパイ映画だったけど、何人かと一緒に観に行きまして、
上映後に作品の背景を聞くと成る程なと思えるところもあり、
たまにはこういう映画も良いなと思いました。

特にファッションについての考察は雑学欲を掻立てられましたな。
ご興味ありましたら下記サイトチェックしてみて下さい。
成る程!と膝を打つ記事です。
http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2015/09/21/193044

僕は西洋人が黒ぶち眼鏡をかけて登場した時点で
イブサンローランを思い浮かべてしまったのですが、そこにも大きな違いがあるそうで。。。
(あと、8 1/2のM・マストロヤンニとかね...どちらもイタリア人...)

なんでも、
コリン・ファースは、もともと綺麗な英語を話す人で英国貴族らしい印象。
厚い胸板とシュッと細い脚元の対比は、まさに英国bespokeスーツのための理想体型。
一方、サンローランは、
彼は華奢過ぎる体型は伝統的な英国スーツが似合わないので
モダン・デザインの洗練されたスーツを開発していったのだそうな。

サヴィル・ローの英国スーツ屋文化と、フランスのオートクチュール・メゾンのスーツと、イタリアのスーツは全部、成り立ちや目指すコンセプトが違い、
それぞれの国の文化の代表になってるのだそうだ。
(この辺、一緒に観に行った人の解説でした。。w)

そういうトコまで観ていくとコメディ要素の多いスパイ映画も、
深く観る事が出来るのかなと思いました。

英語の発音も下町とスパイの人達とで違いがあるんだとか。
よ〜く聞いてみると解るけど、そういうの字幕だと表現しきれてないのがチョット残念だよね。。

主人公が車を盗むシーンで使われている曲もイギリスのヒップホップらしく、
そこかしこに小ネタが仕込まれていて、
その辺理解するとまた面白く観られる作品のような気がしました。

映画は娯楽で予備知識なくても楽しめなきゃダメでしょという人もいますが、
背景を知った上で観ると楽しさも倍増するのかなと。

まだまだ上映しているらしいので、ご興味ありましたらチェックしてみて下さい。
http://kingsman-movie.jp/

2015年10月27日火曜日

5年ひと昔と言われている昨今でも古びた感じがしない。



ファッションブランドGareth PughのFashion Film。
2011年だから、かれこれ5年前の作品だけど、
ストーリーがなくイメージカットの積み重ねの映像と音にシンクロさせて見せる手法は、
古びた感じがしない。
画のトーンが統一されているので、あれこれガチャガチャやるよりも印象に残るね。

被写体が等間隔でレイアウトされた画や万華鏡状のエフェクトは
VJ映像を造る時の手法としても使えそうな感じね。

5年、いや1年ひと昔の昨今ですが、
定番の「先鋭的なイメージ」ってやっぱり新しく見えてしまうね。

2015年10月26日月曜日

明日も頑張りたいと思っている人にはおススメです

『さよなら人類』の後に上映していたドキュメンタリー映画、
『ロバート・アルトマン ーハリウッドにもっとも嫌われ愛された男ー』を観て来た
同じ劇場だとサクッとハシゴもしやすい。

アルトマンのフィルモグラフィを軸に家族や共演者、
プロデューサー達との逸話や彼の家族を撮ったホームムービーなど
色々な資料映像から半生を追っていく作品。
まず、アルトマンがあんなに沢山ホームムービーを撮っていたのに驚いたねw

映画の宣伝文句が彼を破天荒な人物像に仕立てていたけど、
意外と飄々とした感じで子煩悩な一面もあり粋なおっちゃんという印象だった。
(っていう感じに造っているだけかもしれないけどねw)

"タブーを恐れない"というより、
演出や撮影技術に関してフラットな目線を持っている為に
抵抗なく取り入れちゃうから軋轢が生まれていたんだなと。
そういうのアメリカも変わらないのね〜。

当人は飄々と話していたけど、実際は大変だったんだろうな。
この"飄々とした感じ"が全編通して感じられるだけに、
悲壮感があまりないのね。

ギャンブラーとか、破天荒とか、問題児(オッサンだけどね)というのは、
周りが造り上げたイメージで本人はいたって普通の感覚を持っていたんだろうな。
(金の使い方は凄そうだったけどね。。)
という感じで映画ファンとしては全体的に興味深い映画でした。

『ホドロフスキーのDUNE』じゃないけど、
"レジェンドが頑張ってきた軌跡"みたいな作品観ると
やっぱり元気出るね。

明日も頑張りたいと思っている人にはおススメです。

詳細はコチラでチェック。
http://bitters.co.jp/altman/

2015年10月25日日曜日

まぁ、花じゃないんだけど"秘すれば花"っていうよね。

SHOWstudio: 2013 - Primal Scream from SHOWstudio on Vimeo.

Primal ScreamのMV。
VevoにUPされているモノとは違って9分間のshortfilmになっている。

ルネ・マグリットの"恋人達"を模したかの様なカットと
女の子が森の中を走るカットを交互に並べるだけで、
ただ走っている画が恋人をとられちゃう女の子に見えてくる様な。。
これぞ編集の妙!と言ったところか。

Primal Screamの生気のない感じの歌声もそれに一役買っている気もするね。
(これが、ソウルフルなこぶしの聞いた歌声だと趣旨変わっちゃうわけでw)
何より覆面越しのキスシーンの不気味さがインパクトあるね。

監督したのはRei Nadalというロンドン在住のスペイン人アーティスト。
Fashion Designを学んでいただけあって画造りがオシャレでどことなく病的。
好き嫌いが別れそうな個性的なアーティストだなと。

2015年10月24日土曜日

気持ち悪さだけで語れる映像ってあるよね。

"VEv" - Shortfilm from Erik Ferguson on Vimeo.

特殊な溶液によって生まれた正体不明の生物がうごめいている。
そんだけの映像なんだけど、動きがリアル過ぎて物凄く気持ち悪い。

テクスチャのクオリティが高くて実写にしか見えないが、
実写だとするとどうやってここまでリアルに見せているのかと、
色々と考えてしまうくらい生き物っぽさが出ている。

制作したのはUKの映像作家、erik fergusonという人。
彼のvimeoを観るとヤバい、ヤバいとコメントが沢山入っているのも解る気がする。

http://erikferguson.co.uk/
web siteにて他のartworkも観る事が出来る。
この気持ち悪さにグッと来たらチェックしてみて下さい。
やっぱり3DCGで制作しているみたいね。
(となると、すげぇクオリティ高いなぁ。。)

今日は、この気持ち悪さに魅せられてしまい、
別の記事を書こうと思ってたのにすっかり文章が吹き飛んでしまいました。。

2015年10月23日金曜日

ゴリ押しの力強さ。

恵比寿ガーデンシネマにて『さよなら人類』をようやく観てきました。
音楽ユニット「たま」の歌に出てきそうなタイトルの作品だけど、
(音楽ユニットの〜と注釈がないと解らなくなってしまう程、時は過ぎてしまったのねw)
ヴィジュアルのインパクトは凄まじかったな。

何が凄まじかったかって、
●全シーン1シーン1カットでFIX。登場人物のアップがない。
●登場人物の顔が白くて生気がない。
●建物や群衆が登場するシーンもあるのに全てセット撮影

他にも色々と特徴的な事は多々あるけど、この作品を観て印象に残らない人は
いないんじゃないかとさえ思いました。

監督したのはロイ・アンダーソンというスウェーデンの映画監督なんだけど、
この作品もDVD購入しちゃいそうな感じ。

シナリオの本とか読んでて、
やれ「ドラマとは人物を活写することである!」とか
やれ「芝居で人間を生き生きと描け!」みたいなことをよく目にするけど、
これほど人間が生きてない作品も珍しい。。。

劇中に出てきた馬や犬の方がイキイキしている感じすらあるという(笑)
(これは決して批判しているわけではないのよw)

『散歩する惑星』、『愛おしき隣人』に続く"リビングトリロジー3部作"の最終章ですが、
前2作を観ないでチェックしても問題なく楽しめるので、
『さよなら人類』、未見の方は劇場で観る事をおススメします。

勿論、前2作もTOOWA2的に超おススメです。

と、ここまで書いて肝心のストーリーについてまだ話してませんねw
というか、話があるんだかないんだかという感じなんです。
本筋は一応あって、おもしろグッズを売るサムとヨナタンの周りで起こる
色々な出来事がメインストーリーなんだけど、いきなり脱線するし。

「えっ?、このシーンってあまり関係ないよね?」みたいな画がいきなり入ってきて、
一瞬「???」ってなるんだけど、画の不可思議さとこれ見よがし感が全くないので、
なぜか観れてしまうという。。。

パンフを観ると制作スタイルについての言及があるんだけど、
始めから正確な脚本がなくシーンを物語る簡単なスケッチに沿って撮影していき、
あとで、並べ替えて映画にするという特殊なスタイルで作品を造っている。

CF監督としてのキャリアが長い人だから色んな手法を知っているだろうに、
あえてこのスタイルで貫く姿勢に感嘆でした。

ご興味ある方は是非、劇場で観てみて下さい。
詳細はこちら。
http://bitters.co.jp/jinrui/

2015年10月22日木曜日

国の気風と言語を発声した時の響きって、どことなく関わりがある感じがするね。



母国語について紹介する動画、日本語版。
しかし、そこはi-Dなだけに使うキャストが違う。
映画『ウルヴァリン』でヒロインに抜擢されたモデルで女優のTAOが出演している。

やっぱ海外の人もこういう映像を観て日本語を勉強するのだろうか?
漫画で日本語勉強している人もいるみたいだしねぇ。
でも、「好きな黒澤映画は何ですか?」って聞いても
答えられる若い子少ないんじゃないだろうか(笑)

ま、そこはご愛嬌として。

ちなみに、このシリーズ色んな言語があって、



お隣の中国



フランス語、



ポルトガル語



ハンガリー語



ロシア語



ポーランド語



デンマーク語



ジャマイカのパトワ語まである。

英訳を観る限り、真面目なハウツーではないのはどこの国も同じみたいね。
こうしてリストアップしてみると国の気風や風土と言語を発声した時の響きって
どことなく繋がっている感じがするね。

2015年10月21日水曜日

東京国際映画祭が開催中なので映画祭のTrailerを色々紹介してみるね。

TIFF 2015 Promo TV from Agron Domi on Vimeo.

TIFFはTIFFでも東京(T)国際(I)映画祭(FF)の方じゃなくて、
アルバニアのTiranaで開催されるTirana International Film Festivalのtrailer

駒撮りアニメを基本に上映作品のジャンルを端的に紹介している。
パゾリーニ作品が特集上映されるのは映画ファンには見逃せないかもね。

省略するとTIFFになる映画祭は他にもあって、



こちらはトロント国際映画祭のボランティア募集のtrailer。
テイストが元気ロケッツっぽくない?
手書きアニメがtake on meと雰囲気が合ってるね。

/19th BiFan (부천국제판타스틱영화제)Trailer from earth design works on Vimeo.

TOOWA2も参加したプチョン国際映画祭の今年のTrailer。懐かしいなぁ。
街のシーンを見ると映画祭の事を思い出します。
韓国は実験映画も積極的に取り上げる映画祭が多いので、
こういう質感のアニメーション作品も多く観る事が出来る。

勿論、映画祭のtrailerはアニメーションが必須というワケではなく、



こちらは毎年ロンドンで開催されているRaindance Film Festivalのtrailerなんだけど、
実写で表現いる。映像の質感がVHS世代っぽいね。
Raindanceはshortfilm部門で審査員特別賞を受賞した映画監督が
翌年のtrailerを制作しているので作家の創造力全開なのが魅力。

話をTIFFに戻しますと。。
東京国際映画祭はどうなのかっていうと、



こんな感じ。
他の映画祭のtrailerを観てこれを見ると、
もう少し独自のカラーが出ても良いような気がするね。

まぁ、ここまでナレーション全開で作品紹介のみの内容になると、
ある意味個性的なのかもしれないけどね。



作品紹介を上手く入れ込んだtrailerも1つ紹介しておきます。
こちらは、福井映画祭。
アコースティックな音をベースにナレーションは入ってないけど作品を上手く紹介している。

もう少し独自の色を出しても良いと思うけど、
これならTrailer感あるよね。

いずれにせよ気になる映画祭は上映作品を紹介する以外の事も
しっかりやっているなと色々とチェックしてみて実感したのでした。

今日はこんな感じ。

2015年10月20日火曜日

どんな技術も見せ方って大事ね。

FELINA - ELENA GHISELLINI from LEONARDOWORX on Vimeo.

イタリアのブランドELENA GHISELLINIをfeatureしたshortfilm。


webサイトを観れば解ると思うけど、

ブランドコンセプトと若干違う気もするが、

素材集で売ってそうなCG映像をLuxuryな雰囲気で
上手に見せている

集まった線(この場合、糸?)の動きの不規則さとか、
リキッド状の金属の動きとか細かい技術が凄いなと。
やっぱ見せ方って大事ね。

まぁ、バッグの素材もミクロレベルで見れば、
CG映像の様な感じなのだろうけど、
この発想はあまりなかったな。

2015年10月19日月曜日

アコースティックの曲だからってMVのアイデアが限定されるわけじゃないのね。



Nick Nightがノリで撮ったかの様なMV。
instagramでKali Uchisの曲を聴いて制作したらしい。

詳細に"quickly"って書いてあるから急ぎ撮影したのだろうけど、
Fashion Photograferとしての活動が下地にある人なだけに
被写体の構図が凄く良い。トーンも統一されているしね。

「アコースティックな感じの曲だからロケーションを〜」
ってアイデアで大体のMVが制作されているけど、
そんな凝り固まった発想を軽々と飛び越えてくる。
そういや、ギターを弾いてる画すらないもんね。

サクッと撮った(おそらく)のにどことなく高級感もあるし、
編集や被写体のレイアウト作業もそんなに高度なことをやってない。
制作費だってそんなにかかってないよね。
(まぁ、Nick Nightのギャラが半端ないってのはあるかもねw)

ディスコっぽいLady GagaのMVを撮る一方で、
こういう静寂さを感じさせる作品もサラッと撮れる、
Nick Nightのフットワークの軽さに感心です。

2015年10月18日日曜日

コンセプトを決めたら、後はネタ探しが重要なのね。



i-DのAtoZシリーズのbeauty version。
先日紹介した、Super Model versionとは違って、
UPの画とエレクトロニカっぽい音楽で構成されているのと、
beautyって括りがあるのか、よりコンセプチュアルな感じ。
背景も白バックで統一されているしね。



こちらはBeautyのTogether version。
メイクのテクニックとか用語がモチーフになっているというより
流行を表現するという趣旨が前面に出ているので、
シーン毎に画柄も違って統一性もなくなり、
Super Model versionに近くなる。
これはこれでネタ集めるのが大変そうな感じね。

後で知ったんだけどこのA-Zシリーズ、
danceやスラングなど色々なジャンルがあるみたい。

youtubeにA-Zシリーズが沢山UPされているので、
興味ありましたらチェックしてみて下さい。

2015年10月16日金曜日

ペルシャ語のヴァンパイア映画を観るの巻。

今日は最後らしいので紹介してもあまり意味がないんだけど、
『ザ・ヴァンパイア 〜残酷な牙を持つ少女〜』を観てきました。

イランが舞台でペルシャ語、モノクローム、
劇中の音楽でテクノやロックが使われている等々、
新感覚の吸血鬼映画でした。
これをホラーとして観ると怖くはないが、映画的には見応えがあったね。



Trailerはこんな感じ。

冒頭のTV NEWから舞台がペルシャ語圏であるのがなんとなく解る描写や
カットバックで鏡を効果的につかっていたり、
デヴィッド・リンチの『ワイルド・アット・ハート』を意識したかの様な炎のカットや
吸血鬼の女の子が部屋で踊っているシーンで
Lomogarphyがクラウドファウンディングで制作したレンズPezvalを使ってたり、
ミラーボールを使った画造り等々、
映像的な面白さが多い作品だったなと。

話の展開が後半よく解らなくなっていくので、
ラストが逃避行系映画のラストをとってつけた感じが否めないけど、
画造りが面白くて最後まで観れる映画でした。

出来れば劇場で観て欲しいトコロですが東京は今日で上映最後なんですね。。
もっと早くチェックしておけば良かったな。。
(関東圏以外はこれからみたいね。)

という訳でDVDのリリースを待って、また紹介してみたいなと。

詳細はこちら。
http://vampire.gaga.ne.jp/

P.S
原題は"A GIRL WALKS HOME ALONE AT NIGHT"なので女の子ではあるけど、
あの子は少女ではないよなぁ。。
Girlのニュアンスって、日本人はどう捉えたら良いんでしょうね〜。。

2015年10月15日木曜日

これを観て元ネタが解った人は映画好きな人じゃないすかね?

Smoke (Shortfilm) from Kendy on Vimeo.

このshortfilmのサムネイルを観て何の映画のオマージュか解った人は
映画好きな部類に入る人じゃないすかね?

ニコラス・ウィンディング・レフンの『Drive』への
オマージュが感じられるshortfilm。


こちらが元ネタ。
役者の目線まで同じなので少し笑えない?

まぁ、タイトルフォントの色やスチールだけでなく、Kavinskyばりのエレクトロサウンドを聴いたら、
誰がどう観ても「あぁ、そのまんまだね」となりますわな。

でも、撮り方はレフンの『プッシャー』っぽいし、
ストーリーは鈴木清順の『殺しの烙印』みたいな感じで、
そこかしこに色んな作品からインスパイアされている。
それを踏まえてみると意外と面白いかなと。

TOOWA2がこの作品で感じたオマージュ作品をピックアップしてみました。
ご興味ありましたらチェックしてみて下さい。




2015年10月14日水曜日

デジタル技術を使っても忘れちゃいけないモノってあるよね。



Andrew Thomas Huanの作品を久しぶりに観た。
「誰?」って方はアンドリュー・トーマス・フアンとググって頂くとして(笑)、
異形の生物(らしきもの)の動きが何とも不可思議な質感で
実験映画としてのクオリティの高さを感じさせる。



メイキングで異形な生物の動きをどう造ったかについて紹介されていた。
CGはバンバン使っているけど、
浮遊する物体の動きとかアナログな手法で表現していて、
デジタル技術を使っても忘れちゃいけない魂を感じる事が出来る。



そして、進化系とも言うべき作品がこれ。
Bjorkがこのディレクターを起用したいと思うのも解る気がする。

最近も、BLACK LAKEというMVというよりshort filmに近い作品を撮っていたけど、
Bjorkは気に入ったディレクターを見つけると何度も自身のMVに起用する事があるから、
今後も彼らのコラボレーションが観れる可能性ありだね。

P。ってか、
僕はAndrew Thomas Huanのアート全開な長編映画が観たいぞ。

2015年10月13日火曜日

ロクロで、陶器で、アニメーション!みたいな。

Experimental animation meets pottery from Crafts Council on Vimeo.

ゾエトロープという一定間隔に配置された物体が回転する事で
静止画が動いて見える様になるという、
言ってみると残像を利用した手法を使っての作品。

通常は円形上の箱を造って、回転もオブジェクト自体を回したりするんだけど、
箱じゃなくて陶器でやっちゃったのが技有りな感じ。

創作過程が一緒に観られるのでそこも要チェックです。
After Effectsも使って動きを正確に計算しているので、
やってる事はギャグでもノリは真剣な感じ。

変わった事をやっているなぁと思ってたら、
これ、Donationを求めている作品だったらしく。

http://www.craftscouncil.org.uk/

イギリスのCraft Counsilという団体に投稿されたプロジェクトだったみたいね。
もうちょっと早く気がつけばリアルタイムで紹介出来たかもな。
他にもアートな製品がチェック出来るのでアイデアが煮詰まったら参考に出来そうな感じ。

2015年10月12日月曜日

こんな可愛らしいカメラで35mmフィルムが使えるとはねぇ。

British Film Instituteが112年前に撮られた「不思議の国のアリス」を公開した。



こういう作品を観ると映画の遺産ってやっぱ大事だなと思うね。
日本ももう少しその辺しっかりしておけば、
今頃、山中貞雄の作品とか沢山観れたんだけどな〜。

ってコトを今日は書きたいのではなく。。。

この質感を今の機器で再現出来ないだろうか(安価で)と
アナログコンプレックスのあるデジタル系映像作家のTOOWAIIは
日々考えておりまして、苦し紛れの試行錯誤を重ねているのだけど、
半年くらい前にLomographyから発売されている、
とあるムービーカメラを購入しました。
(まだ使ってないのだが。。w)


コレ、フィルムで撮れるんです。


こんな風にフィルムを装填して摘みを回転させると
フィルムに像が焼き付けられていく。
摘みを回転する速度に応じてフレームレートも決まっていくらしく、

Ghost of the Beach - LomoKino from Lomography NYC on Vimeo.

こんな感じでカクカクしているけど、フィルムっぽい柔らかい画が撮れる。
この荒い粒子とか、いかにもフィルム〜って感じで静止画でゆっくり観ていたい気分。
画面サイズも良いね。

これならVJ映像とかで使っても面白いかなと。
なんて思っていたら更なる上の強者が下りまして。



このLomokinoを改造して自動化した人がいた。
この自動化をすると約18フレーム/秒で撮影する事が出来るのだそうだ。
この人が撮影した風景の映像もこの映像でチェック出来るけど、なかなか味のある感じ。

フィルムロールは写真用のモノを使うので何秒撮影出来るか解らないけど、
(何本、フィルムロールを使うのかも解らないけどw)
インサート的なアプローチで使うのであれば、アリかなと。

そんな事をネットサーフィンをしながら思うのでした。
ご興味ある方はLomokinoチェックしてみて下さい。
外観は、こぢんまりしていて可愛らしいです。



2015年10月11日日曜日

全館禁煙のクラブってクリーンなイメージがあるね。

ここ3週間程、早起き生活が続いてまして、
深夜1時を過ぎると眼がシパシパしてくるVJさんです。

そんな体調のなか(?)頂いたVJのオファー。
なんとかやり切って参りました。
LONDON CALLING、楽しかったな。
ご来場頂いた方々、ありがとうございました。
スタッフ&出演者の皆さん、お疲れさまでした。



SimoonやAmate raxiの時代からお世話になっていた場所が
Circus Tokyoとしてリニューアルして今月からGrand Openというコトで、
良いタイミングでVJをやらせてもらえたなと思います。


オープン前の中2階からの眺め。懐かしいなこの感じ。


エントランス。
Grand Openというコトでイベントチームも張り切ってますな。
そして、このCircus Tokyoというクラブ、全館禁煙なんです!
フロアーでは禁煙というのは聞いた事があるけど、全館というのは初めて。
皆さん、入り口前で吸ってましたねー(笑)
これ、クラブでは画期的な事じゃないすかね?

タバコの臭いが服に着くのが嫌って人も楽しんでもらえる事ウケアイです。
箱側が客ウケする選曲をDJにオーダーする前に
こういうホスピタリティから変えてっても良いんじゃないすかね?



選曲といえば、
出演したDJの選曲が全員EDM以外という、どことなく魂を感じる人達。
別にEDMが嫌いってわけじゃないけど、最近ちょっと食傷気味だったので、
シカゴハウスとか新鮮でしたねー。

オープニングのdeep houseや3時頃のElectric Funk的な感じとか
TOOWA2がクラブに遊びに行ったらこういう曲で踊りたいなという選曲だったな。

色々と感性を刺激されたPARTYでした。

という感じで、
夜のVJ活動も絶賛継続中でございます。

今日はこんな感じ。

2015年10月10日土曜日

改めて見直してみるとやっぱりこの映像かなと思ってしまう。

Vj Clips from Pablo Thomas on Vimeo.

Demo Reelの様なvideo clipを並べただけのVJ作品だけど、
細かい所まで描かれているのが印象的だったのでご紹介。

何より、この音にアニメーションを使っているところが
センス良いというか。
曲調的にタヒチっぽい感じがするから(個人的な感想だけどw)、
映像合わせるなら実写って感じがするじゃない?
でも、アニメーションっていうね。

炎の揺らぎや液体のドロッとした感じ、女性の身体のラインなど、
ロトスコープという実写をトレースしてアニメに変換する技法を基本に
ベジェ曲線が強調された感じの作品はどこかコミカルな感じがあって、
改めて見直してみるとやっぱりこの曲にはこの映像かなと思ってしまうね。

2015年10月9日金曜日

今月Grand OpenのPARTY"Circus"にてVJをします!!

急遽決まった事だったのですが、
明日、渋谷のCircusで開催されるPARTY”LONDON CALLING”にてVJをします。

これからGrand OpenのこのCircusというクラブ、
元々はAmate raxi(その前はSimoon)だった場所で、
先日打ち合わせがてら下見をしてきましたが同時の面影が感じられて懐かしい感じ。

そして、このLONDON CALLINGというPARTY
僕がWAREHOUSE702でよくVJをやっていた時に
別の週でやってたPARTYだったので不思議なご縁だなと。


出演が決まってオーガナイザーから送られてきたバナー。
そうそう、この感じ。懐かしいな。
このバナーから行った事がない人も何となく窺い知れると思いますが、
色んなアーティストが集まり、ただ騒いでナンパみたいな感じじゃないPARTYです。

詳細はこちらでご確認頂くとして、

DJの選曲もEDM以外というコトなので、
Amate RaxiやWAREHOUSEで遊んでいた人達には
居心地の良いPARTYになるんじゃないでしょうか?

そして、Grand Openするclub"Circus"で
イベントをやりたい、DJやVJをやりたいって人もおススメですよ〜!

ディスカウント情報もイベントページからゲット出来るので、

ご興味ありましたら是非遊びに来て下さい。


2015年10月8日木曜日

名前が同じ他人かもしれないけど、センスは買いだなと思うのです。



ドラゴンボールのパロディ作品。
アニメ内の色んなセリフをサンプリングして会話を成立させている所とか、
結構、労力かかっているんじゃなかろうかと、作品のバカさ加減とは裏腹に感心してしまう。
(まぁ、バカな作品である事には違いないんだけどねw)

チープさを残しながら見せる所はしっかり表現している所とかを見ると、
意外と技術高いんじゃないかと思ってしまう。
スーパーサイヤ人になる所のmotion graphicとか良い感じじゃないかなと。

そして、毎回気になっているのがこの作者のアカウント。
「くまだまさSEA」と表示されているんだけど、あの芸人のくまだまさしサンなのかね?
だとしたら、芸人のセンスここでも活かされているよなぁ。。

ちなみに、この作品シリーズモノで毎月UPされるので、
ご興味ありましたらまたチェックしてみて下さい。

↓最初から見たい方はこちらをチェック。







2015年10月7日水曜日

特に意味はないけど、ただそれだけでカッコいいってあるよね。

A-Z of the World's Top Supermodels from Surface to Air Studio on Vimeo.

イギリスのカルチャー誌"i-D magazine"presentsによる、
世界のTOP MODELを紹介した映像がUPされてた。

26人のモデルがAからZの用語にちなんだコンセプトのFashion Shootingをしていて、
特に意味はないのにそれだけでカッコいいという。。

モデルを紹介するタイポグラフィやラストのロゴ映像も、
オサレで良いんですよ、これがまた。

とりあえず、そこだけでも要チェックです。

i-D magazine、気になったので調べてみたのですが、
文字を横にするとウィンクしている様に見えるのが由来だそうで、
デザインってのは"解決"という事を第一に考えて制作されているんだなと、
改めて実感した今日この頃。