2016年7月28日木曜日

これがリアルな風景だと思うと空恐ろしい気分になりますな。

UPLINKで上映していた『ひそひそ星』を観てきた。
公式上映では間に合わず未見だったので、
リバイバルってこういう時、重宝しますな。

これまでの近年の園子温作品と違って、
モノクロームでセリフが少なく(しかもタイトルにもあるようにヒソヒソ話す)、
テンポもゆっくりだったので、
『桂子ですけど』や『部屋ーTHE ROOMー』を撮っていた時の雰囲気があって
懐かしい感じがした。



キービジュアルになっている影絵のシーンだけで、
トリッキーな作品が大好きなVJさんとしては要チェックな映画なわけで。

アンドロイドが宇宙船で郵便物を届けにいくだけのサブカルテイストの話なんだけど、
その舞台に福島県浪江町の風景が使われているので、
“作り物ではない現実の風景”が使われていると思うと
なんだか空恐ろしい感じもあって単なるサブカルテイストで割り切れない感じがあったな。

リバイバルは終わっちゃったのでDVD待ちだけど、
ご興味ある方は要チェックです。


詳細はこちら。
http://hisohisoboshi.jp/

2016年7月27日水曜日

「北京でのVJをUPしたよ〜」からの機材のHD化の話まで

北京にておこなわれたKen AraiさんのCHINA tourでのVJを
youtubeにUPしました。









先日は上海でのGIGをUPしましたので、お時間ある時にそちらも見て頂けると
流している映像とか展開に違いがあるので、
楽しめるんじゃないかと、、いや楽しめるはず(笑)
伝統的な建物が多く残る場所にあるライブハウスだったので、
内装も雰囲気が合って印象的だったね。
ライブハウスも「愚公移山」って名前で余計に記憶に残る。
どういう意味なんだろうね(笑)

北京はweiboでの反応を知っている人達が多く来ていたので、
お客さんの反応が上海とは違って最初からノリが高めだったね。

そうそう、VJの事に関してだけど、
今回は映像信号の違う国でのVJと言うコトで色々と準備をしていきました。

無事に終わってみて痛感したのは、
映像のHD化と機材の軽量化を一刻も早くやらないと
海外じゃ活動し辛いぞという事でした。

VJ mixerのみならず、未だにKorgのKaosPadを使っているVJさんとしては
厳しいところなのですが機材超過と移動がシンドイ。。
これは大きな課題よね。
映像もそろそろHD変換していかないとヤバシ。。。
何せ映像のストックが1,000を超えてますので、
変換作業だけで気が遠くなるという。。

という、自分の泣き言は置いといて。

今回のGIGでのVJセットを以前のBlogにて紹介していますので、
海外、特にPAL圏でお仕事をされる際の参考になればと思っております。

詳しくはこちらをチェックしてみて下さい。
http://toowa2.blogspot.jp/2016/06/vjtoowa2.html

2016年7月26日火曜日

B級映画は一定数の固定客がいるね。

夏といえばB級ホラー!と言うコトで新宿のシネマカリテで開催している
シネマカリテ・ファンタスティック・コレクション2016、
略して[カリコレ2016](実際にそう略されているのねw)に行ってきた。

70本のB級映画を一挙に上映って事でどれでも良いかなと思いつつ、
選んだ1本が『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナッツ』という映画。



予告編からも伝わるB級感♪

『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』というB級映画にオマージュを捧げた作品って事で
あとはタイトルから推して計るべしって感じですが、
久しぶりに難しい事を考えずに楽しめる作品でした。

それにしてもカリコレ、B級映画を70本も集めたなと思います。
どのくらいホラー系の映画祭に行ったんですかね。
どれもタイトルからくだらなさが伝わってくる作品ばかり。

ゾンビ映画も似たような部分があるんだけど、
B級映画は一定数の固定客がいるので、
チケットの売れ行きが凄くて上映1時間前に行ったら完売でした。

お客さんもB級映画の楽しみ方を解っている感じがあって、
ここから新しいアイデアが浮かびそうな感じがするね。

カリコレ、8/19までやっているそうなので、
B級映画を観てリフレッシュしたいという方は是非おススメです。
とりあえず、どれ観ても笑えます。

詳細はこちら。
http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2016/index.html

2016年7月25日月曜日

今週末は渋谷のWOMBにてVJ!!昼間のイベントに出演するよ♪♪

本日は久しぶりの連投Blog。
VJのお知らせです。

今週土曜日に渋谷のWOMBにてVJをします。
15時スタートというデイイベントなので
翌日が気になる方などにはおススメかも。
もちろんそのまま夜に傾れ込みたい方にもおススメかも(笑)

音楽はRock, ELECTROというコトで
今からロックっぽい衣装を準備しています。
(も、もちろん映像もね(笑))

東京は若干肌寒いですが、テンション上げて楽しんでいきまSHOW〜!


以下、詳細です。

7.30(Sat) SWEET DREAMS -Fantasy Rainbow Fest-@WOMB
http://www.womb.co.jp/

OPEN 15:00 / START 15:00 ~ CLOSE 21:30
◆前売TICKET http://sweetdreams730.peatix.com

前売り: 3300yen ※peatixシステム手数料(200yen)
当日券発売予定あり:3500yen ※当日1d別

*バックステージ プレミアム ticket(参加アーティスト Zera,Maison book girl,Stereo Tokyo,KERWIN)
●SWEET DREAMS×MILK BOY Tシャツ付き 10000yen

出演アーティスト

■Metropolis(KERWIN)
http://sweetdreams-tv.main.jp/kerwin/

■közi solo ver e//+z
http://www.kozi-info.com

■Kaya
http://kaya-rose.com

■FOXPILL CULT
http://foxpill.com/top.html

■Maison book girl
http://www.maisonbookgirl.com

■hy4_4yh
http://www.thelabel.jp/hy4_4yh/

■Stereo Tokyo
http://www.st-tokyo.com

■KOBINAI(fashon show+LIVE)
http://kobinai.com

■Broken Doll
http://brokendoll.jp/top.html

VJ▲
TOOWAII

◆DJ
苺りなはむ
NO+CHIN
Russlan Perretta
Zera

◆演出クリエーター
MIU (Lasershow Designer)
一鬼のこ

協力ブランド: KOBINAI / MILK BOY / number 406(ヘアメイク)

主催/企画:SWEET DREAMS


上海でのGIG映像について。方々で紹介してしまっているので、割と技術的な話を書いたよ(笑)

上海、北京にておこなわれたKen AraiさんのCHINA tourでのVJを
youtubeにUPしました。









北京versionは後日Blogにてご紹介します。

既にいくつかのSNSで紹介してしまっているので、
Blogではちょっと小話追加してもう少し読み物として読み応えのある内容を
書きたいなと。

VJが終わった後に、
「流れている映像ってどうやってチェックしているんですか?」という事を
よく聞かれます。

ライブやclubイベントではスクリーンを背にしてVJをやっている事が多いので、
何が写っているか解らないでしょ?って事なんだろうけど、

流す映像を事前にチェックする為に僕はプレビューモニターを使っています。



こういう機器とかどうでしょう?
最近だとmixerもHD対応になってきているので、
monitorもHDMIケーブルが入力出来る機器にする必要がありますね。

でも、あくまでチェックなので、
VJをする時に意識するのは最初は映像じゃなくてお客さんの顔だったりするのよね。
テンション上がってきちゃうと客の顔が見えなくなっちゃう事が多々あるので(笑)
そういう事にならない為にステージ上からチラチラとお客さんの顔を見てます。

VJ playやどんな映像を流そうか?ってコトも、
音の展開とお客さんの表情とか反応から何となく把握してます。
ライブは水物ですからね〜。

ステージ上でVJをする時に参考になりそうな記事を以前も書いたので、
ご興味ありましたらチェックしてみて下さい。
http://toowa2.blogspot.jp/2015/01/blog-post_27.html

2016年7月12日火曜日

ちょっと前ならアンドロイドといえばビョークのMVだったけど、

人工ロボット、アンドロイドといえば、「AI」ですかね。
僕はC・カニンガムが撮ったビョークのMVかな。

他にも「アイロボット」とか幾つか候補が出てきそうなくらい、
題材として一般的な感じがする存在だけれども、
『エクスマキナ』面白かったですね。

シネマカリテにて公開中だったけど、ようやく観るコトが出来た。
行こうと思った日が映画サービスデーとはいえ常に完売。
その日もほぼ満席の状態でした。

劇場はSF好きな人から一般客までとミニシアター作品ながら客層が幅広い印象があったね。

お話は、プログラマーとして働いている主人公ケイレブが
その会社の社長から別荘に招待されるチャンスを得る事から始まる。
でも、その招待は実用レベルとなる人工知能をテストする為の協力をする
という実験があって、、、っていうそんな話。

話の展開が徐々に疑惑を含んでくる下りが見応えあったなと。
山奥の別荘、しかも密閉された空間、
登場人物は限定されている中で展開するドラマだったので、
設定や会話の機微がよく表現されていて、単なるSF映画じゃない感じがした。

アカデミー賞で視覚効果賞を獲ったらしいけど、
それだけじゃない語りたくなる要素がありますな。

アンドロイド役のアリシア・ヴィキャンデルもさることながら、
どこか狂気を波乱だ役にはオスカー・アイザックが欠かせないね。
そういや『ドライブ』でも印象的だったしな。
アジア人アンドロイド役のソノヤ・ミズノもセリフはないけど、
長い手足を駆使してのダンスや佇まい等、印象深かったな。

そんなこんなで『エクスマキナ』まだまだ公開しているので、
ご興味ありましたら是非チェックしてみて下さい。
水曜日は特に混雑するのでお気をつけて〜。
http://www.exmachina-movie.jp/

2016年7月11日月曜日

ZawachinのMVを演出しました。

公開されてから暫く経ちますが、
以前監督したZawachinのMVがyoutubeにUPされてたのでご紹介。



前半の1:30のみUPされています。
今回は特殊なレンズを使っていくつかのシーンを撮影したので、
不思議なルックになっています。(解るかな?)

是非、チェックしてみて下さい。

あまり応用の効くレンズではなかったけど、
ここぞという時に使うと不思議な画になるので、
重宝しそうな予感がします。

興味がある方はPezvalのレンズをチェックしてみてね。

一眼レフでの撮影が一般的になって暫く経ちますが、
最近もクラウドファンディングで
ダゲレオタイプのレンズへの出資が1600万を越えてたのを観ると、
まだまだ面白いレンズが出てきそうな予感、
そして面白い画造りが出来そうな予感。

2016年7月9日土曜日

初K's Cinemaでした。若干、ネタバレあり。

先日、K's Cinemaで上映している『月光』を観てきました。

T2作品に出演している古山憲太郎さんが出ていると言うコトで、
ここはチェックしておかなきゃなと身内びいきのTOOWA2は、
遅ればせながらの鑑賞。

性暴力がテーマの作品。
殆どの場合、男性は加害者の立場なので、
これをどう観たら良いのかと思いながら観てたけど、
意外と抵抗なく観れた。
主人公の感情を表現するVFXの演出も効果的だったと思うし、
音響効果も良かったと思いました。
古山憲太郎さん演じる加害者も人間的弱さがよく出てたしね。

でも、抵抗なく観れたのが良いのか悪いのか。。
勿論、感じ方は人それぞれだと思うので何とも言えないので、
なぜ、そう感じたのかを考えてみる。

思い返してみるに、
この作品は「性暴力による被害者の苦しみ」を描いているだけに、
事件をカットバックで後半に持ってくるのではなく、
物語の冒頭、早い段階で描く方が良かったんじゃないかと。

事件現場は後々になって語られるので、感情移入しにくいような気もしました。

僕は性暴力を扱った作品で記憶にあるのが『アレックス』くらいしかないので、
なんとも言えないんだけど、
順を追って描くと他の作品と被ってしまったりするんですかね。。
もう少し事件が起きるまでの過程をサクッと語って、
その苦しみに焦点を当てた方がより主人公の胸の内が伝わるんじゃないかと思いました。

こういう作品で技巧の話になっちゃうのは、
なんとも恥ずかしい気分になるんだけどね。。

あんまり語るとネタバレになっちゃうけど、
ラストの主人公の感情がアレならば、その過程をストレートな構成で描いた方が
良いような気もしましたが、
表立って語られる事があまりないテーマなだけに
観る人に色んな事を考えさせる作品になっていると思います。

今月の15日までという事なので、
ご興味ありましたら、是非チェックしてみて下さい。
http://gekko-movie.com/

2016年7月4日月曜日

フォントとレイアウト、テンポで見せるモーショングラフィック

女性2人組のエレクトロ系デュオ、FEMMのMVを制作しました。



MVの最初にクレジットが出ております。
そろそろTOOWAIIも専用のロゴを考えねばなりませんな。。。(汗)

リズミカルでどこかレトロな雰囲気を感じさせる楽曲でしたので、
テンポが命な作品になると想像したけど、出来上がりも良い感じ。

今回は、モーションタイポグラフィを担当するのみでしたが、
フォントとレイアウト、テンポで見せるモーショングラフィックも
たまには良いですね。