2018年1月31日水曜日

【超簡単!】SD時代のVJ映像をHD画質に変換してみるの巻。

去年VJ機材を総取っ替えした時にstockしていた映像素材も
SDからHD画質に全て変換しました。

SDの時代から活動しているVJさんって多いと思うんですが、
皆さん素材の変換とか、どうしてるんですかね?
知り合いの何人かは素材を編集ソフトとかでそのまま引き延ばしている人もいるみたいで結構苦労しているみたい。
僕も機材を移行する際にそれが最大のネックでした。

何せ持っている映像素材が1000を超えてましたから。。。
AEやPremiereで作業するのも面倒という。。。汗

色々とトライ&エラーを繰り返しまして、
これはどうかな?という方法(ソフト)を見つけたので
ひとつ紹介できればと思い投稿してみました。

僕が使ったのはMacX video converter proというソフト。
https://www.macxdvd.com/mac-video-converter-pro/index-jp.htm

名前にMacって入っているけど、Windows版もあるみたい。
使い方は超簡単。



ソフトを立ち上げて動画データをドラッグ。



出力形式の選択項目が立ち上がるのでmovかmp4を選択。



次に四角で囲っている部分をクリックし、



アスペクト比や解像度を設定。
Full HDであれば1920×1080、HDであれば1280×720になるね。



保存先を設定し右下の青丸のRUNボタンをクリック。
好みで「高速エンジンを使用する」と「インタレース解除」にチェックを入れてみてください。

画質の比較はこんな感じ。

☆SD

☆HD 

元のSD素材がどの様なコーデックで保存していたかにもよるけど、
グラフィックだと画質の劣化は少ないみたい。

☆SD

☆HD

☆SD

☆HD

実写を使ったVJ映像だと若干ねむくなるかな。
これらは1フレームを切り出して静止画にしているので
動画として流す分には目を凝らさないと解らないレベルじゃないですかね。

☆SD



☆HD


ちなみに自然の映像でもやってみた。
こちらはチョット厳しいかな。
自然の映像はディティールが細かいから、
その部分がまだ追いついてないね。
ってかここが限界か。

VJさんによってはAEのプロジェクトなどを立ち上げて
一つずつ変換している人もいるかもしれないけど、
僕としてはこういったソフトを使って
一気に変換しちゃった方が良いかなと思います。

というのもSDの時代からVJを続けている方は
動画素材の数もかなりの量があると思うし、
AEやPremiereなどのプロジェクトデータがあったとしても、
変換する作業も一苦労な訳で。

同時に新しい映像素材も作っていかなければならないとなると、
その労力を新しい方に向けた方が良いと思うのね。

動画が100個未満なら何とかなりそうだけど、
(それでもかなり面倒だと思うけど。。。汗)
大量に素材を持っている人はサクッと変換しちゃった方がメリット大きいかなと。

ってな訳で、
眠っているSDサイズの動画素材を変換したいなと考えているVJさんがいましたら、
ひとつ参考にしていただければ、これ幸いかと。

2018年1月30日火曜日

良いか悪いかの前に、そもそも音楽を聴いて踊る事になぜ許可が必要なんでしょうか?

青山蜂の経営者が音楽を流して客にダンスをさせるクラブを
無許可で営業していたとして逮捕されたとの情報を
TwitterやFacebookで見かけた。

https://mainichi.jp/articles/20180129/k00/00e/040/220000c

風営法が改正されてから初の摘発ということで
色々と調べてみると許可を出してなかったとのこと。

じゃぁ、仕方ないのかなと思いきや、もうチョット調べてみると、
多くのクラブが立地(地域)や会場の広さにおいて、法改正された条件にあってないようだ。

http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/14/problems-of-new-fueiho_n_10985730.html

故に結果的にモグリで営業せざるを得ないという状況になり、
新規参入も安心して営業できる様に制定した法律(改正前に参加した「クラブカルチャーを守る会」の会合にてその様に聞いた)が
無許可営業(多くが今までクラブ営業をしてきた事業者たち)を
ただ締め付けているだけにしかなってない様な。。

10ルクスの明るさをキープしながら営業をすること(どのくらいの明るさかというと映画館の客入れ時の状況と考えて頂ければと)をはじめ、
法改正後の条例があまり良い方向に機能してないような気がする。

条例にあってない場所の多くはこれまで長く営業してきたクラブが多いし(立地的に条件が悪い場所でやってきている小箱も多い)、
そこから沢山のクリエーターが生まれてきた事を考えると、
そういう小規模の事業者にこそサポートが行き届いていかないと
法律としての本来の意味がないんじゃないだろうか。

そんな事を考えながら記事を読み返していて、
何となく腑に落ちない感情が残った。

記事の多くは
「音楽を流して客にダンスをさせるクラブを無許可で営業していた」という一文が書かれている。

確かにクラブともなれば客に飲食を提供する事になる訳だから、
色々と許可は必要だろう。
飲食の許可は衛生面を考えれば必要な事だし、
音楽を流す事になれば権利的な申請(Jasracのやり方がかなり強引なのは周知の通りだけど)も必要な事だと思う。

だけど、
提供した飲食や流した音楽によって、
高揚した顧客の感情から発する表現(この場合、ダンス)にまで
許可は必要なのだろうか?

それについても、そもそもの発端が下記LINKに書かれている。

http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol/opinion/society_130204.html

ちなみに風営法の適用範囲については警視庁が下記LINKにて
明記している。

https://www.npa.go.jp/safetylife/hoan/huzokugyousei/02/shiryou.pdf

現状の法律でクラブを維持しても本来の文化から離れていくような気もするし、
そもそも"客にダンスをさせる"という行為を戦後の歴史的経緯に関連づけている改正後の法律も
まだまだ時代にあっていないのではないだろうか?

2018年1月25日木曜日

多分コレ、期間限定だよね?Go proが。。。

Gopro Hero6の値段が2017年末よりどんどん下がってきている。

https://jp.shop.gopro.com/cameras

年末のクリスマスシーズンは$500くらいだったのが
2018年1月現在、$399.99。

価格で中国製品に差をつけれられていたので、
4K 60Pで撮れるアクションカムというコトが唯一(?)の利点だったけど、
それもYI Technologyの4K+によりプライオリティではなくなり、
ついに価格の大幅な値下げ。

YIが$299.99でGoproが$399.99。
まだまだ値段が下がりそうね。

安心感で買うならGoproでも良いかもしれないなと思いつつ、
YIで使い倒しても買い換えるとかもありかもね。

もしくは両方買っときますか?笑

2018年1月20日土曜日

引退記事によせて

こういうコトを書くの久しぶりだな。
このblogはVJや映像制作に関してのコトを紹介するサイトだけど、
目線を広げれば表現に関してのサイトなので、
取り上げて見た。


小室さん、引退しちゃいましたね。
介護のストレスから発した精神的な拠り所を暴かれたワケだけど、そこまでやるか?って意見が大多数みたいね。

文春(というか他の週刊誌や昼のバラエティ番組も同じく)にモラルのないことは周知の通りだし、
潰せると発言する有名人もいてそれに同意する人も多くいる。

近年の不倫報道に疑問符がつくのは僕も多くの人と同じだけど、
出版社がなぜそれをやるのかって言ったら、
それを買う人がいるからな訳で。
TV局がなぜそれをやるのかって言ったら、
それを観る人がいるからな訳で。

確かにこういう記事は品がないなと思うけれど、
モラルだなんだと言ってもそれは個人的な感覚であって法律で定められた基準ではないと思うのね。
ベッキーの時も感じたけど、スキャンダルに対して快か不快かで判断するあまりにそれが基準になってきてしまっている感じがして、
(その快か不快かも表に出てくる時は"善"とか"モラル"という顔をして現れるのが厄介なトコロでね。)

じゃぁ、そういう記事を出す会社に抗議したり、不買運動をしたとして、
文春や下衆なメディアがこの世からいなくなっても、
"スキャンダルを見たいという欲望"が消える訳ではないので、
また別の文春的な存在が現れると思うのね
(そこでも結局、"善"とか"モラル"という名の快不快的感覚なのが厄介なトコロでね。)

ついでにもっと突き詰めて考えると、
仮に、その"スキャンダルを見たいという欲望"を表現の自由を規制する形で抑え込んだとしても、
どこか別の側面に歪みが生まれると思うのね。

"閉塞感"という形で。

結局、表現の自由が狭められただけという結果にしかならない様な。。

となると、この様な形で引退に追い込んだのは文春じゃなくて日本の社会なんじゃないのかなと思う。
(まぁ、きっかけ作ったのは文春なんだけど。)

で、その日本の社会を作っているのは?って言うと、、、ねぇ?
文春は私を含む多くの人達が望んでいる欲求に答えただけじゃなかろうか?
彼らにとっての日々の業務において。
(実際、彼らは同じアプローチで原発の問題に対しても切り込んでいる。)

だから、ジャーナリズムのあり方って何なのだろう?
表現の自由って何なのだろう?
と同じく何かを表現する立場の人間として深く考える。

善悪やモラルといった感覚が、重さの定まらない天秤の様に常に上下している日本で判断するのは難しいけれど
(キリスト教文化圏では善悪を宗教が教えるそうで、小さい頃からその基準があるんだとか。本当ですか?確かに一神教の国にありそうな感じね。。)
そういう社会において唯一出来得ることがあるなら、
自分と違う意見を持つ他者に対して"こんな考え方もあるのか?"という寛容さが
二元論でドツボにはまっていく社会の流れに対抗できる方法じゃなかろうかと
今回の記事を目にして想う

https://natalie.mu/music/news/265902

2018年1月17日水曜日

【超簡単!】MacbookでのVJのやり方(HD編)

以前、PCでのVJのやり方を紹介したことがあったけど、
あれから画面サイズもSDからHDへと変わり、
より高画質な出力を求められるようになったので、
ここらでHD版のLaptopでのVJのやり方を紹介しておこうかなと。
やり方はSDの時以上に簡単になったんじゃないかな。

今回はMAC編。

とその前に。

ソフトを立ち上げる前に2つ準備をしておこう。

①、MultiportアダプタとHDMIケーブルを使って外部モニターへの接続

VJソフトで流す映像を外部モニターへ出力する為に、
まずは諸々接続する。

現在発売しているmacbookはHDMI出力がないので、
アダプターを使って変換する必要があります。

使っているmacbookに、



multiportアダプターを接続。
最近のmacbookだとUSB-Cポートしかないので、
USB-C to HDMIのアダプターを使用。
使っているmacbookにHDMI出力のポートがあれば、
買う必要ありません。



写真の紫の四角で囲っている部分がHDMIケーブルの差し口。
ここにHDMIケーブルを接続。

ちなみにHDMIは



こんな形状のケーブルです。
ケーブルに関して僕は1.5mから10mくらいのモノを
いくつか持っていて現場によって使い分けています。

まぁ、最初なんでここは1mくらいのケーブルを使ってみましょうか。

②、ミラーリングの解除

続いてmacbook側の設定。

画面右上のリンゴマークをクリックして
「システム環境設定」を立ち上げると、


こんな感じの画面が立ち上がるので、この中の「ディスプレイ」をクリック。


で、ディスプレイ内にある「配置」というタブをクリックすると、


こんな感じの画面が出てくるので、
右下の"ディスプレイをミラーリング"という項目のチェックを外しておきます。

ここまでが下準備。

そしたら、VJソフトを立ち上げてみる。



今回はArkaosのGRAND VJ2XTというソフトを使ってみます。

1、ソフトの画面


ソフトを立ち上げるとこんな感じの画面が出てきて
Synth modeなのかMixer modeなのかと選択を迫られます。
まぁ、解りやすく言うと「お前、どんなかんじのVJがやりたいんじゃぁ〜!?」と聞いてきているので、
難しいことは後回しにして、とりあえず「Blank template - Mixer mode」を選択しておきましょう。

2、出力設定

続いてVJソフトでの出力設定。


画面右上の「GrandVJ」から「Preferences」を選択


すると、こんな感じの画面が出てきます。
ここで、どの画面を出力するか?とか解像度を設定していきます。

今回は、
☆HDMIケーブルで出力した画面にVJ映像を流す。
☆解像度はHDで出力したい。

なので、


Full Screen Monitorをクリックし2番を選択。
ちなみに1番はmacbookの画面になります。

そして〜、


解像度を設定。
せっかくだから、今回はフルHDで出力してみましょうか?

と言うわけで「Resolution」をクリックし「1920×1080」を選択。

最後に「OK」をクリック。

3、⌘+Fで外部出力

設定は以上です。
そしたら、流したい映像をVJソフトのBANKにセットして

command(キーボード下部にある⌘マークのこと)を押しながら、
Fキーを押すとHDMI経由で出力されている片一方の画面に
流したいVJ映像がフルスクリーンで出力されているはず。

今回はGRAND VJで映像の出し方までを説明したけど、
他のVJソフトでもミラーリングの解除やフルスクリーンのやり方など
基本的なことは殆ど同じじゃないかなと。

こんな感じです。簡単でしょ?


以上、MAC版HDでのVJのやり方でした。

次回はWIN版を紹介したいなと。

2018年1月7日日曜日

【撮影】NYCからTAP Dancerが来る〜の巻

ちょっと振り返って昨年末。
NYからTAP Dancerが来日するというので撮影をしてきました。

TOOWA2のshortfilmでもお世話になっている
TAP DANCE COMPANY Freiheitさんの依頼ということで、
こちらこそ是非!という感じで現場入り。

事前情報ではトニー賞を受賞したミュージカルにも出演したことがあるダンサーとのことで、
どんな人が来るのかなと期待しながら、
早めに集合して撮影をする。




こちらはLilyさん。
撮影は7DにジンバルBe-holder DS1を装着。



購入当初はバランスを取るのに苦労していたけど、
細かい部分のコツをつかめてきたので
揺れの少ない映像を撮れる様になってきた。
歩く時に体を上下させないで移動するとよりブレも少なくなるね。
今年もいろんな撮影で重宝しそうな予感。




こちらがNYCからのTAP dancer Joseph Webさんです。
TAPの撮影をすると思っていたら、いきなりrapからスタートするという。。。
さすがトニー賞は違うぜと思っていたら、
どうやら音楽もやっているらしくバンドでは
Vocal兼Tap dancerなんだとか。




Josephのインスタにその模様が載ってたのでご紹介。
Jam bandっぽくて良い感じ。




撮影を阿佐ヶ谷のストリートでやると聞いた時は、
強気なことをやりますなと思っていたけど、
許可をちゃんと取ると意外と良い画が撮れるんだなと
新しい発見があった。

確かに写真を見ると漢字や平仮名がある看板もあるし、
東京の下町っぽさもちゃんと残っている。
海外に発信する時にこういう場所で撮るのも反応いいかもしれないね。

Josephとは後日原宿でも撮影を敢行しまして、
良い感じの画が撮れたのでまたご紹介できればと思います。

そんなこんなでちょっと振り返っての年末仕事でした。

2018年1月3日水曜日

カウントダウンからのあけおめ2018

新年あけましておめでとうございます!
2018年!やってきましたよー!
今年もよろしくお願いします。

皆さんは大晦日をいかがお過ごしだったでしょうか?
僕はと言いますと先日の告知通り、秋葉原のcypherにてcountdown partyのVJを勤めさせて頂きまして、
皆で新年を祝ってきました。


ケイ†さん(@platinumovekei)がシェアした投稿 -

動画はDJ中に第九をぶっこんでくるSLF!さん。


ケイ†さん(@platinumovekei)がシェアした投稿 -


ケイ†さん(@platinumovekei)がシェアした投稿 -

こんな感じでPARTYが進みまして。


ladyspadeさん(@theladyspade)がシェアした投稿 -

そこからcountdownという流れ。
10秒前になってアリスちゃんがワーキャー言っているのが可愛いの図。



写真は口兄(意味:スペィドのファンのこと)のケイさんより拝借。
写真っていうかインスタの動画も結構借りちゃいました。
スペィドさんと共演すると僕のことも撮ってくれるので大変恐縮です。
写真は年明け一発目のシャンパンを開ける音をマイクで拾おうとしている
TOOWA2の図。 
皆で新年を祝うってやっぱり良いですね。

今年は海外からのお友達も遊びに来てて、



はるばるブエノスアイレスからCGデザイナー&VJのOctavio君と
ゲームデザイナーのDiegoさん。



最近、日本で映画学校をスタートさせたローリー校長も参戦。
ちょっとお疲れのご様子。



カウントダウンをコールしたATGことアリスちゃんです。
パツキン達の新年の図。

パーっと盛り上げたいねってことでトライした金髪でしたが、
頭皮がイってーのなんのって。。。
やっぱり無理は禁物だなというのを年明けそうそう勉強しました。笑



こんな感じでPARTYも佳境を迎えて、
PARTY終了後は出演者&お客さんの皆で神田明神にお参りに行く。



朝方の神田明神。
お参りのためにまだまだ人が並んでいたけれど、
そういうのも楽しかったな。

何度もcountdown partyでVJをやってますが、
イベント終了後に皆でお参りとか初めてのこと。
VJ活動15年目にしてとても素敵な体験をさせて頂きました。
今年は良いことありそうだぞ。


お参り終了後はおみくじを引いて(半凶という謎の立ち位置のクジを引く汗)、屋台飯をガッつき、
お腹も気持ちも満たされましてAfter partyも無事終了。

年明け早々感無量なPARTYでした。

そんなこんなで2018年もスタートしました。
今年も良い仕事、素敵な出会い、実りのある体験、新しい気づきを
皆さんと共有できたら良いなと思っております。

本年もどうぞよろしくお願いします。