2012年6月2日土曜日

皮膚形成、復讐がキーワードの映画

ペドロ・アルモドバルの新作「私が、生きる肌」を観てきました。
邦題ってあまり良い印象がないけど、このタイトルは結構好きです。
"、"の部分に余韻があるというか。
アントニオ・バンデラスが久しぶりにアルモドバル作品に出演するというのも
観る前から期待大な作品でした。

内容はバンデラス演じる形成外科医ロベルが住む家に
女性が幽閉されている所から始まるんだけど、
そこに使用人の息子セカがやってきて
幽閉されている女性に乱暴する所から物語が展開していく。

その展開、復讐の仕方が、凄いというか。。
こんな復讐の仕方初めて観たよ。
見方によってはコメディにもなりかねない所を
思いっきりシリアスに描いてたね。
終わり方もかなり笑えました。
(内容としてはとても真面目な設定なんだけど。。)

作品の構成も現在と過去が逆になってたり、
講演シーンと幽閉されている女性のカットバック
編集の技巧が目立つ作品でした。

あまり話すとネタバレにもなってしまう所が多い作品なので、
感想はこんな感じ。
皮膚形成、復讐がキーワードの映画。

気になる方は是非。

http://www.theskinilivein-movie.jp/

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