2014年1月27日月曜日

ASTRON6の第二作目を観に行くの巻。

先日観に行ったSF映画『マンボーグ』を造ったカナダの映像集団、
ASTRON6の第二弾『ファーザーズ・デイ―野獣のはらわた―』が
新宿武蔵野館で公開していたので観に行ってきた。

今回は『悪魔の毒々モンスター』で知られる映画会社、
トロマの全額出資を受けて造られたのだそうだ。

ASTRON6のB級テイストな感じとトロマのゴアテイストは、
どこか似通ってて一緒に作品を撮るのも納得って感じ。

お話は、父の日に父親を殺された男の復讐劇をベースに、
妹との確執(っていうか近親相姦的なシーンも入ってきたりする...)、
キャバレー、天国や地獄、エログロ、ナンセンスコメディと
とりあえず色んな事がテンコ盛り。

監督と脚本の名義がASTRON6になっていたけど、
実質はエイハブ扮するアダム・ブルックスが中心になって
作品を造っていたらしく、
特殊造型やアニメーションは『マンボーグ』の監督、
スティーブ・コンスタンスキが担当し、
演技でもASTRON6のメンバーが脇を固めている。

爆破のシーンや死体の造型がチープな所も、
ポップでキッチュな感じに見えてくるのも、
不思議なもので、
低予算(100万円で製作したのだとか!)ながら
見どころ笑いどころ多々ありの作品でした。

どこの国にも熱意だけで突き進んでいく人達っているんだなと、
内容云々の前に勇気づけられた作品。
(勿論、面白いと思ったけどね。)
共通の趣味やセンスを持ち、気心の知れた者同士で作品を造る。
それが市場に載れば幸せな事この上ないなぁ。

東京での上映は終わってしまったけど、
他県はこれからだし、
DVDも出てくれるんじゃないかと期待しつつ、
次回作を楽しみに劇場を出たのでした。

映画の詳細はこちら。
http://astron-troma.com

P.S
それにしても新宿武蔵野館って
マニアックな作品の上映が多くない?
昔から通う事が多いなぁ。

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