2014年10月28日火曜日

5 frame in movie vol.113 ー NYORAI ー

SAMPLING VJ WORK











2014年10月27日月曜日

TOOWAIIの映像作品"ENSEMBLE"、ついに日本で上映するコトになりました。

今年は海外の映画祭にて作品を上映する機会は度々あれど、
日本での上映が全くなく、
出品が決まる度に「日本での上映は無いんですか〜?」とご質問を受けておりました。

いや〜、日本の映画祭にも出品しているんだけどね〜。
逆輸入的な感じでも日本に入ってくれば良いんだけどね〜。

なんて、どこかで一度お披露目をしたいなと思っていた所、
女優、写真家の大島央照さんが主催するイベント
CHIYAHOYA TV プレゼンツ “Creator’s party vol.02”というpartyにて、
作品を上映して頂ける事となりました。

作品上映以外にも クリエーターさん達のここでしかできないコラボ、
LIVE、photo shooting、アート展示、ダンス etc.. 
皆さんの新たなご縁に繋がる、楽しい空間になりそうな予感がしますね。

今後の上映予定は未定なので、この機会に是非ともご覧頂きたい!
TOOWAIIの作品上映は16:30からです。
早めの時間は¥1,500/1Dなので、ちょいとお得。
皆様、是非ともお越し下さいませ!!



以下、詳細です。

CHIYAHOYA TV プレゼンツ“Creator’s party vol.02”

〜ライブ、シューティング • ファッションショー、ベリーダンス、映画, 映像上映、写真, 絵画, 洋服展示、フリーマケット、ドリンク etc.〜

【日時】11月15日 16時〜22時30分

【場所】渋谷ギャラリーコンシール
住所 東京都渋谷区道玄坂1−11−3 富士商事ビル4階
http://www.renovationplanning.co.jp/gallery_conceal/shibuya4f/index.html

【チャージ】
一部/16時〜19時00 :1500円(ワンドリンク込み)

二部/19時〜22時30:2000円(ワンドリンク込み)

※入場時間により、異なります。


【タイムスケジュール】

○16:00〜22:30
展示:HISUI(洋服), MANAKA(洋服), Neat’s, motomio, 大島央照(写真) etc.

フリーマーケット: 岩尾真由子、渡邊あや、ユラリ、大島央照、etc.


【一部】
○16:30〜17:00  
映画上映『ENSEMBLE episode01&02』
TOOWAII (映像クリエーター,VJ)監督作品
※上映前に挨拶有り

○17:15〜18:31
映画上映『THE FAB3 mojanoboumojamoja』
島崎謙太郎監督作品
※上映前後に島崎監督より挨拶有り




【二部】

○19:15〜シューティング•ファッション•ショー
    『HISUI×???×大島央照』
     http://hisui-fashion.com/

出演:花蓮 Karen(Burlesque Dancer/Dancer)
※出演者、追々追加していきます。

○19:45〜Neat’s(http://neatsyui.com/)ライブ

○20:45〜シューティング•ファッション•ショー
    『MANAKA×???×大島央照』 
     http://www.manaka-japan.com/ 

出演:花蓮 Karen(Burlesque Dancer/Dancer)
※出演者、追々追加していきます。


○21:15〜ユラリ(http://www.yurarara.com/)ライブ
    
○NATACHA(Belly Dancer)



※タイムスケジュールは変動有り、モデル他、出演者、アーティストプロフィールは追々発表していきます。

☆『シューティング•ファッションショー』
撮影する過程をショーとして演出します。
ヘアメイク〜モデルさんのパフォーマンス〜撮影過程
をまるごとショーとして演出。出演者は追々発表します! 
※デザイナーさん受注ブース有り

2014年10月26日日曜日

T2 Movie selection vol.296

裸の島(1960)

監督, 脚本, 制作, 美術:新藤兼人
製作:松浦英策
撮影:黒田清巳
音楽:林光
出演:殿山泰司, 乙羽信子, 田中伸二, 堀本正紀

主だったキャストの台詞がほぼ無い実験的な映像作品。
離れ小島に住んでいる一家の生活を淡々と追っているだけなのに、
テンションが切れない。

盛り上げドコロを寄り画ではなく引き画で盛り上げていたのが
他の作品とチト違うね。



2014年10月22日水曜日

タクシーとダンスとグラフィティ、そして1カット。

youtubeのおすすめにこんな動画がリストアップされていて、
何の気なしに観たらかなりのお気に入りになってしまったのでご紹介。



Kiezaの"Hideway"というMV。
この90's後半的なメロディが懐かしさを感じさせて良いね。
特にビートのキック部分とか一時期こういう感じとか流行りませんでしたっけ?
ダンスもこういうステップよくやったよね〜。

映像もカットを割らずステディカムを使って1カットだけど、
音の小節ごとにダンサーが入れ変わったりとか、
ちょっとした捻りがあって面白いね。

カメラの裏側で「そろそろスタンバイしててねー」と
アシスタントが指示をしてたんじゃなかろうかと想像してしまう。
よくみるとラストとかtaxiがスタンバイしているのが解るw



すこしdigってみるとこれのstage versionもあった。
VJ映像が壁面やインク、グラフィティってのも、
曲調とリンクしてて、らしさ全開。



LIVEでこのMVの感じを表現している映像も出てきた。
ダンサーの仕込み感が良いね。



こんな映像も出てきた。
手ぶれも多くピントも追いきれてない 「ノリで撮ってみました」みたいな感じの作品だけど、
ラストがradio出演に繋がっていくというおまけ付き。
こうなると、タクシーとダンサーが入れば、
何でもこの作品の世界観になるね。

1カットでも面白い作品が造れるのだなと思えたMVでした。

2014年10月20日月曜日

CUTTING EDGE

お誘いを受け恵比寿にて開催されていたFashion Show、
"Asia Fashion Collection"に行ってきました。


New Yorkコレクションを賭けた15ブランドが
それぞれの個性を発揮したSHOWを見る事が出来た。

showを観ながら洋服や選曲にカメラとSHAZAMが欠かせない。。
映像を造る時に被写体のフォルムを気にする人間として、
こういうshowは定期的に行かないとダメね。



個人的にお気に入りだったのは香港のデザイナーが手がけている
NelsonBlackleというブランド。
プリントの模様がテクノポップな感じで映像栄えしそうな感じ。



名前を忘れてしまったけど、
このブランドもフォルムが独特で良いね。



VANTANが主催という事もあり 会場では展示ブースや 学生達の作品も見る事が出来た。
この衣装も良いなぁ。色使いがVIVIDな作品はどうしても気になってしまう。
エントリーしていたデザイナーは無名の デザイナー達だったけど、
どのブランドのcutting edgeなセンスがあって、
こちらの感性が刺激される作品群だった。

Fashionは、やっぱり楽しい。

2014年10月19日日曜日

T2 Movie selection vol.295

アーティスト(2011)
THE ARTIST

監督, 脚本, 編集:ミシェル・アザナヴィシウス
製作:トマ・ラングマン
製作総指揮:ダニエル・ドゥリューム, アントワーヌ・ドゥ・カゾット, リチャード・ミドルトン, エマニュエル・モンタマ
撮影:ギョーム・シフマン
美術:ローレンス・ベネット
衣装:マーク・ブリッジス
編集:アン=ソフィー・ビオン
音楽:ルドヴィック・ブールス
出演:ジャン・デュジャルダン, ベレニス・ベジョ, ジョン・グッドマン, ジェームズ・クロムウェル, ペネロープ・アン・ミラー, ミッシー・パイル, ベス・グラント, ジョエル・マーレイ, エド・ローター, ビッツィー・トゥロック, ケン・ダヴィティアン, マルコム・マクダウェル, ベイジル・ホフマン, ビル・ファガーパッケ, ニーナ・シマーシュコ, スティーヴン・メンディロ

状況説明、場面展開がスマートに画で説明している良作。
画面構成のレトロ感が素敵。
シンプルなお話だけど、グッと来たのでご紹介。




2014年10月16日木曜日

ここは竜宮城かっ?楽園かっ!?

世の中にはまだまだ知らない世界があるんだなと実感した一日でした。
LONDONから帰国後、
とある撮影の依頼があり、とある場所に行ってきました。

ここまでで何言ってるかさっぱりですよね?

これから、その全貌を明かしていきますね。


呼び出されたのは所狭しと闊歩している大きな蜘蛛がいるビル 。
そのビルの29階にあるyoutube studioにて撮影でした。



充実した機材と



スタジオが自由に使い放題。


ちょっとしたキッチンスペースもあり、


ハロウィンシーズンというコトでこんなセットも用意されていた。

今回撮影に使用した機材は5Dmark3だったけど、
C100やC500も揃っていて自由に使っていいとのコトだった。



しかも、無料で。。。



一体、何なんじゃここは〜!?

この充実した環境で作品を造るというのも滅多に無い機会だったので、
好きにやらせてもらったのだが、スタジオのスタッフのサポートがこれまた丁寧で。。
そんな環境を使うのに一体どんな条件が必要なのかと聞いてみると、
youtube公認クリエーターになって一定の条件を満たすと誰でも使えるのだそうだ。

企業の意向やクレームも無く、機材や環境の制約も少ない中で、
YouTubeからはただあなたの造りたいものを造って下さいとオーダーされる。

そういわれると拍子抜けしてしまうが、
動画コンテンツを充実させたいYouTubeとしては、
集客力のある人にスタジオを使って貰ってコンテンツをUPしてもらう事で、
クオリティの高い作品が充実して視聴者が増えれば、
広告収入が増える訳だからウェルカムなわけ。
こちらも映像の権利を持てるので、その後の展開も自由という
お互いにメリットがあるのも素晴らしい。

今回は、とあるモデルから依頼されメイク動画を制作したのだけど、
shortfimでもmusicvideoでも何でもOKとの事。

そんな至れり尽くせりのyoutube studio、
NY, LA, LONDONそして東京とまだ世界に4カ所しかないらしく、
(やっぱ東京って凄いね。。)
担当者曰く日本ではコンテンツマーケットがまだまだ未成熟なので、
発展の余地が十二分にあるのだそうだ。

そんな環境で僕も作品を造ってみたいものです。
新しい流れが来ているのだなと実感したのでした。

2014年10月15日水曜日

Raindance Film Festival 7日目。Closing Gala

映画祭の滞在もあっという間なもんで、いよいよClosing Gala。
closingを飾る映画を皆で観て盛り上がろうという訳です。
劇場も僕らの作品が上映されていたVUE CINEMA Picadillyと別の会場になり
劇場のスタッフも片付けの準備をしている。

それにしてもホントあっという間だったなぁ。。。
今回の映画祭では様々なPARTYがあって色んな人と交流を持つ事が出来ました。
そんなこんなもinvitationメールを毎日送ってくれて
出欠をハッキリ返信させてリストを整理してくれた事で、
交流したい人とちゃんと繋がる事が出来る様に
サポートしてくれたからだと思います。

VUE CINEMA Picadillyでそんな事を考えながら、
メールをチェックしていると、
closing galaのinvitationメールが昨日の夜着ていた事に気がつく。
最後までサポートが丁寧だなぁ〜。
文面も丁寧に「If you want to attend, please reply a message」って、
ありがたいもんです。

please replyってねぇ。。


。。。。


ん?

ってことは。。。

galaの出席も返信しないとダメってコト??

please reply。。。


時間は既に開場2時間前。
当日では現場を仕切っているオーガナイザーと連絡がつかず。。。
予約をしてない僕らは映画を観る事が出来ない。。。

英語、いと難し。。 時、既に遅し。。。


ちーん。。。


というわけで今回の映画祭のBlogは終了となり。。。




ませんでした。


今回は最後まで本当についていた!

Loungeで焦っていると、映画祭の主催者エリオットさんにバッタリ会う。
「After partyでのダンス良かったじゃない〜」なんて話題で盛り上がる。
(その模様はこちらのBlogにて)
顔は笑っているけど心は焦っているTOOWA2。
closingは来るの〜?という話になり、実は〜と打ち明けると直接チケットを頂ける事に。

いやー、ホントついている。そんなこんなもダンスバトルのお陰ですよ。
芸は身を助くってヤツですな。

という訳で劇場へGO!



まばらだった客が



あっという間に満席に。
後で聞いたのだけどチケットは既に予約が一杯だったので、
仮に連絡がついても観に行く事は出来なかったみたい。
galaのチケットは人気あるから内緒ね〜と言われたけど
実際その通りだった。。。

上映前にRaindanceと提携しているviewster online festivalという
コンテストの表彰があり受賞者が発表され、
最後に今回の映画祭に出品が決まった全ての映画人達に
主催者のエリオットさんからCongratulationの言葉が贈られる。
今回の出品作品は長・短編あわせて6,000本の中から
選ばれた300本だったのだそうだ。
そう考えると審査員特別賞は6,000本の中の300本の中の
最終選考の6本と考えると少し自信になるね。
僕らは本当にラッキーだったんだなと改めて実感する。

さて、そんなこんなで、いよいよ上映。
感想は先のBlogで書いたけど日本に来て欲しいなと思える良い作品でした。
オランダのHip Hopが劇中で使われていたので調べてみると
YouTubeにて楽曲がUPされてたので紹介しておきます。



この重さが映画のトーンとピッタリです。
映画の日本上陸を心待ちにしておりま〜す。

というわけでRaindance Film FestivalのBlogもこれで終了です。
今回も、ホント良い経験をさせ頂いたと実感。
出演者、スタッフの皆さん、映画祭のスタッフ、関係者の方々、LONDONの映画人の皆さん、
本当にありがとうございました。

また、LONDONに来れるよう良い作品を造りたいね。
今もなお色んな方のご協力を頼みにしております。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

2014年10月13日月曜日

映画祭で観てきた作品あれこれ。 -Japanese version-

先のBlogの日本版。
今回のRaindance Film Festival、日本映画も10作品近く上映されていて、
その幾つかを見る事が出来ました。
T2の作品は一般応募だったのでセレクトされてなかったけど、
Short filmでは日本映画枠が別途設けられていて 映画祭の日本映画に対する関心の高さが感じられた。



まずはこちらの長編から。
Fuku-chan of FukuFuku Flats (邦題:福福荘の福ちゃん)
日本でも森三中の大島さんが男を演じて女優賞を貰った事が話題になっていたが、
作品は昭和な感じがある古いアパートを舞台にした人情劇で
内容もほっこりしてる。
女性が男性を演じているという事はあまり関係なく、
悲喜こもごもがしっかり描かれていた。



And the Mud Ship Sails Away (邦題 : そして泥船はゆく)

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の栃木県vesionのような作品。
殆どのシーンが1シーン1カット&モノクロで撮られている事もそう感じさせるのかな。
原発や宗教の事もモチーフに入ってきて、暗い影を見せながら作品はどことなく明るい。
賛否両論があったらしく、確かに後半はそんな感じがしたね。
作品が大きく転調する部分を是とするか非とするか、
それが賛否を巻き起こしたのかな。
ゲストトークで聞いたけど、総予算50万で撮ったという
気概は凄いなと思いました。やれば出来るという事です!
監督の弟さんやご両親、お婆ちゃんのサポートや出演などもあって、
造られた作品らしく、そういうやり方もあるのだなと感じた。
ちょっとコッポラっぽくて良いね。




How Selfish I Am! (邦題 : 自分の事ばかりで情けなくなるよ) 』

T2作品"ENSEMBLE"と同時に上映された作品。
異なる4つのエピソードが微妙に交差する構成は
「アモーレスペロス」を感じさせるけど、こっちはより日本映画的な日常が活写されていた。
クリープハイプのライブ映像が入ってくるコトからも
企画の当初はそこから始まったんでしょうか。
でも、そのライブ映像も上手く物語に組み込んでくる構成が面白かった。

短編映画もセレクトされていた。
文化庁が若手映画作家をサポートしていて短編映画が幾つも造られているらしい。
35mmで撮られていて(!)技術者も一流どころがフォローしてくれる。
役者も名の知られた人が出ている。
そんな支援事業があるとは、知らなかった〜。。
その中から選ばれた作品をご紹介。



『Buy Bling, Get One Free (邦題 : オシャレ番外地)』
こちらは短編映画。
オシャレにマジな男の子がとある雑誌に載った事により、
おかしな世界に巻き込まれていく不条理コメディ。
「世にも奇妙な物語」的なシチュエーションの作品。


『Turning Tides (邦題 : んで、全部、海さ流した。)』
仕事のない女の子と塾をドロップアウトした少年のドラマ。
ロードムービー的な構成の作品


『The Fragrance of Machine Oil (邦題 : カオリと機械油)』
廃業寸前の工場に務める女の子の話。
WEDDING DRESSを着て自転車に乗るという画が、
内容の暗さとは裏腹に少し可笑しく明るさを感じさせる。

まだまだ観れなかったけどセレクションに選ばれていた作品もあって、
さらっと紹介しただけでもこれだけ紹介されているのを観ると、
意外と日本の映画って注目されているのかもね。
海外の映画祭ではMVも積極的に取り上げてるので、
MV監督が自ら出品出来る自由があると良いんだけどね。

という感じ。
CLOSING GALAについては次回のBlogにて。

映画祭で観てきた作品あれこれ。-International version-

帰国してからノンビリしてたら時間が経ってしまった。。
CLOSINGや残りのレポを書かねば(汗)

今日はRaindance Film Festival開催期間中に
幾つか観た映画の中から気になった作品をご紹介。
映画祭に来ると色んな作品が上映されていて、
自分の発想を超えた作品や重厚な作品に出会うと感性を刺激される。
Raindance Film Festivalでもそんな作品に出会えました。

まずはこちら。



ポーランドの長編映画『Kebab&Horoscope』
自殺願望のある精神疾患の人達を更正させる為のプログラムに
参加している人達のドラマ。
アキ・カウリスマキっぽい雰囲気と全編FIXで撮られていたのが特徴的。
おそらく予算が限られていたのだろうけど、
そういった事を逆にプラスに変えていった点で
自分の作品造りのインスピレーションを貰った気がした。
作品、日本に来ると良いな。



イスラエルの短編映画『The Cities of My Youth』
あるカップルの前に現れる謎の老人が彼らに死の宣告をするまでの話。
PARTYに興じる若者達が退廃的に感じられ、
西洋的なモチーフや詩を基本にFashion Filmの様なフォトジェニックな画が特徴的。



ニュージーランドの短編映画『Echoes』
Lexusがプロデュースしている短編映画で過去に囚われている男を
ファンタジックに描いた作品。
雪のシーンやクレーンをバンバン使っていて金かかってんなーという雰囲気が感じられ
短編でも企業がバックアップに入っているとここまで違うのかと感じた作品。

ちなみに上の二つは審査員特別賞の最終選考にも残っている。
こんな作品とT2作品が肩を並べたと思うと何だか不思議な感覚になるね。

WiNdOw LiCkEr Trailer from brian mcguire on Vimeo.

LAの長編映画『Window Licker』
こちらは上映トラブルで最後まで観られなかったんだけど、
EditやEffectが実験的だったのでご紹介。
内容は、あまりないんだけどカオスな雰囲気がよく出てて、
おかしな雰囲気とノリで押し通した感じ。
トレイラーを観ると暗いイメージだけど実際はとても陽気な作品でした。



イラクの短編映画『Children of God』
まだまだ危険な地域もあるであろうイラクでも映画が造られているのね。
サッカー好きな両足の無い男の子とゴールキーパーの女の子の話。
障害がある事に悲観的な感じがなく少年の勝ち気さがよく出ていて、
イラクでこんな映画が造られているのかとビックリ。
日本だとこういうコトって腫れ物に触る様な感じだもんね。
ラストが清々しい作品。

Happy Tears from Martin Monk on Vimeo.

ドイツの短編映画『Happy Tears』
ファーストカットから雰囲気あるよね。背景のボケが流れていたのが特徴的。
キャラクターの対比を洋服で表現している所とか僕は好きですねー。
数々の賞を受賞していて、他の映画祭のFashionFilm部門でも賞を貰っているみたい。
作品をみて納得。本業がフォトグラファーの監督らしい画造りの美しさが印象的。



こちらはNY在住の日本人Misaki MatsuiさんのMV作品『White Sea』
ダンサーと琴のアーティストのセッション映像に、
海の音や映像がインサートされて静寂感のある世界観がよく出てた。
それにしてもNYでよく琴の奏者を見つけたよね〜。
Misakiさんも本業がフォトグラファーで画造りに雰囲気があった。
web siteで写真が見られるので是非チェックしてみて。
http://www.misakimatsui.com



こちらはカナダのドキュメンタリー映画『Seth's Dominion』
コミックアーティストSethの創作環境や半生を追った作品で、
過去にアニメーション化された作品だけでなくシチュエーションなども
アニメーションで表現されるAnimation Documentary的アプローチの作品。
アニメーションのみならず実写の部分も作り込まれた画造りで
見応え十分だった。
ちなみに監督ご本人は大の手塚アニメのファンらしく、
今回同行した女優の椿かおりさんがご子息、手塚眞監督の作品に出ていると聞いて
大はしゃぎだった(笑)



映画祭のクロージング作品、オランダの長編映画『WOLF』
キックボクシングでチャンピオンを目指す青年が犯罪に身を落としていく話。
オオトリを務めるだけの力強さと荒々しさを感じさせる作品だった。
ちょっと「キッズリターン」を感じさせたけど、こちらはよりダークな感じ。
主役の男性は元格闘家らしく格闘シーンは見応えがあった。
エンディングがドストエフスキーの「白夜」みたいに急展開を見せる所とか、
人間って解らないねと感じさせる作品だった。

こんな感じで、ザッと紹介してみました。
次は映画祭で上映された日本映画も紹介したいなと思います。