2014年4月11日金曜日

雑貨店で映画を観てる様な感覚でした。

久しぶりにアップリンクで映画を観た。
劇場が一室増えていて、椅子はキャンピングチェアの様な椅子が並んでいる。
まるで雑貨が置いてある部屋でついでに映画も観られるみたいな、
そんな空間になっていた。居心地がすこぶる良い。

そんな場所でグザヴィエ・ドラン監督の『胸騒ぎの恋人』を観てきた。
去年観た『私はロランス』が凄く面白かったので、
前作も興味がありようやく拝見出来た。

お話は気ままな男を巡る女の子とゲイの男の三角関係の話。
所々に挿入されるモノローグとのカットバックで物語は進む。

この作品もロランス同様、ファッションセンスや色使い、
PARTYシーンの撮り方、ラブシーンのみ単色カラーになっているとか、
音楽の使い方など随所にらしさのある作品だった。
劇的な場面になると背中越しのスローモーション映像とメロディアスな音楽がかかる。
この画造り、「ロランス」の時も気になってたけど、どこか西部劇的な感じがするね。
ワイルドバンチじゃないけど、決闘に向かう時の場面とかに使っている監督がいた様な。。
もし、そうだったとしたら、西部劇の撮り方をこういう感じで応用しているのは
それはそれで技ありな感じで良いね。

三角関係のお話の場合、男が一直線なパターンをよく見かけるけど、
『胸騒ぎの恋人』では女の子が一直線で
ゲイの男の子の方が狡猾だったのが印象的だった。

誕生日プレゼント、先を越されて、
女の子が軽くイラついているシーンや
PARTYで若い女の子と上手くコミュニケーション取れないでいるトコロとか、
心理描写、よく描けてるよなー。

色々と詰め込み過ぎな感じもあるけど、
全体的に楽しめる内容になっておりました。

まだまだ公開中みたいなので、
ファッショナブルな映像に浸りたい方、
是非是非行って観て下さい。
http://www.uplink.co.jp/movie/2013/19859

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