2014年11月7日金曜日

サスペンスな農場。

先日、新宿のシネマカリテにて
『トム・アット・ザ・ファーム』を観てきました。
前作の『わたしはロランス』とはトーンの違ったサスペンスで
説明が少ない描写が余計に興味を持たせた。

ストーリーやキャストの詳細は映画公式サイトで観てもらうとして(笑)。

「ロランス」の時とは違い、シンメトリーな構図や色使いはここでは影を潜め、
変わりに説明描写を大幅にカットした編集が目立った。
口論の後 、トムが目を抑えているという描写や、
葬儀で悼辞を言えなかったシーン等、
その後のやり取りで理解出来る構成になっているのが、
上手いね。
あと、農場へ向かう一本道を撮った空撮とか爽快ね。

納屋でのタンゴのくだり、踊りながら母親について話している シーンの
途中から母親が入っている描写が引き画なので
観ているこっちも「あ、今の聞いてたんじゃね?」という疑惑で
こっちも観れてしまうという。

エンドロールの曲も映像と良くあっていたが、
それ以上に、その前のシーンでフランシスが着ていたジャケットに注目すると、
歌詞が効いているなとニヤリとしてしまう。

そんなこんなで細かい所に目を向けると
作品に"効いている"要素がいくつもあるので、
何度観ても新しい発見がありそうな作品のような気がした。

この作品、レンタル→DVD or Blu-ray購入のコースになりそうね。

『トム・アット・ザ・ファーム』ご興味ありましたら、
細かい所に注目しながら観てみて下さい。

詳細はこちら。
http://www.uplink.co.jp/tom/

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