2015年10月28日水曜日

作品の背景を知ると楽しさが増すよね。

TOHOシネマズ渋谷にて『キングスマン』を観てきました。
久しぶりのスパイ映画だったけど、何人かと一緒に観に行きまして、
上映後に作品の背景を聞くと成る程なと思えるところもあり、
たまにはこういう映画も良いなと思いました。

特にファッションについての考察は雑学欲を掻立てられましたな。
ご興味ありましたら下記サイトチェックしてみて下さい。
成る程!と膝を打つ記事です。
http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2015/09/21/193044

僕は西洋人が黒ぶち眼鏡をかけて登場した時点で
イブサンローランを思い浮かべてしまったのですが、そこにも大きな違いがあるそうで。。。
(あと、8 1/2のM・マストロヤンニとかね...どちらもイタリア人...)

なんでも、
コリン・ファースは、もともと綺麗な英語を話す人で英国貴族らしい印象。
厚い胸板とシュッと細い脚元の対比は、まさに英国bespokeスーツのための理想体型。
一方、サンローランは、
彼は華奢過ぎる体型は伝統的な英国スーツが似合わないので
モダン・デザインの洗練されたスーツを開発していったのだそうな。

サヴィル・ローの英国スーツ屋文化と、フランスのオートクチュール・メゾンのスーツと、イタリアのスーツは全部、成り立ちや目指すコンセプトが違い、
それぞれの国の文化の代表になってるのだそうだ。
(この辺、一緒に観に行った人の解説でした。。w)

そういうトコまで観ていくとコメディ要素の多いスパイ映画も、
深く観る事が出来るのかなと思いました。

英語の発音も下町とスパイの人達とで違いがあるんだとか。
よ〜く聞いてみると解るけど、そういうの字幕だと表現しきれてないのがチョット残念だよね。。

主人公が車を盗むシーンで使われている曲もイギリスのヒップホップらしく、
そこかしこに小ネタが仕込まれていて、
その辺理解するとまた面白く観られる作品のような気がしました。

映画は娯楽で予備知識なくても楽しめなきゃダメでしょという人もいますが、
背景を知った上で観ると楽しさも倍増するのかなと。

まだまだ上映しているらしいので、ご興味ありましたらチェックしてみて下さい。
http://kingsman-movie.jp/

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