2017年11月29日水曜日

VJの仕事っていうとクラブをイメージする人が多いけど、そうでもないのよ。Runway showでのVJについてのアレコレ。

六本木のお寺での映画祭も終わり、
次のお仕事はBVLGARI AURORA AWARDでのJewelry showにてVJ。
今月最後のイベント業務です。

VJの仕事っていうとクラブや音楽フェス、ライブハウスといった音楽業界をイメージする人が多いけど、
"イベントを如何に映像で盛り上げるか?"ってコトがお仕事なので、
こういう業務もある訳です。

前日から撮影&編集した素材を持ち込んで、この日は朝から現場入り。


会場は絶賛進行中。
VJって夜のイメージがありますが、イベント現場は昼間からの仕込みが多いんですよね〜。
なので、早起きもVJにとって大事な仕事の内かと。。。
(結構苦手なんだけどね♪)


この日は雨だったのですが、
会場が六本木ヒルズ52Fだったからなのか、晴れ間が見える。。


モニターへの出力をチェックして、


機材をセッティング。今回も思いっきり機材を広げてみた。

最近は投影にプロジェクターではなくモニターを複数台組み合わせて投影する、
マルチモニターが増えてきましたね。
こっちの方が照明やレーザーといったLighting演出との棲み分けがし易いね。

そんなセッティングをしている間に、


showで流す用の映像素材を事前に撮影。
モデルさんが身に着けているJewelryは平均一千万以上だそうで、
撮影した商品、総額200,000,000円...

んなわけで、撮影で持ち出す度に警備員が同行するという厳重っぷり。
身に着けているモデルさんも緊張するよね〜。

モニターをチェックしながら撮影のディレクションをして、
リハまでに編集するというタイトなスケジュールの中、



夜になり、別会場でPARTYが開始。
進行している様子をshowがおこなわれる会場のスクリーンで観ながら本番を待つ。
TOOWA2の現場で活躍中のVJ用コントローラー、AKAI APC40 MK2も光る。

で、本番を迎えるわけなんですが、、、
AFTER PARTYが始まって即開始!showは5分で終了。

文章にするとあっけないけど、
その為にテクニカルリハーサル、モデルのウォーキングをくり返し確認し、
最高のshowを見せる為にアレコレと最後まで調整していたので、
やってる側としては濃密な時間でした。
緊張感もあって楽しかったな。
やっぱりこういう現場があるのでVJはやめられませんね♪


show終了後のVJの図。
今月から本格的に取り入れ始めたGRAND VJとAKAI APC40 MK2を
絶賛使い倒し中でして色々と見えてきたことがあるので、
VJを始めたい人に向けてBlogで紹介出来ればなと思います。
Video Blogもまた始めたいな。

そんなこんなでヤマ場の現場も無事終了となり、
今年の仕事も7割が終わった気分。
振り返ってみると今月色々あったなー。。
今後に繋がりそうなコトも沢山あって年末に向けて
運気が上がってきた気分♪

来年に向けての準備と今年中に終わらせたいコトなど
まだまだやること沢山あるけど、
それはまた次のBlogにて。

そいじゃまた。

2017年11月26日日曜日

座布団に座って映画鑑賞って意外と良いかもしれない。。(*´∀`*)/ in 妙善寺

Switched on!でのVJの翌日は
六本木ヒルズの側にある妙善寺というお寺にて開催された映画祭、
妙善寺映画祭にてT2のshortfilm"ENSEMBLE episode02 -cut in the chat-"を
上映してまいりました。

お寺での映画祭ってどんな感じなんでしょ?と気になってましたが、


座布団に座って鑑賞という映画祭としては斬新なスタイル!
確かにお寺だもんね。
そして、この座布団の座りやすいコト。。。
寒さが厳しくなってくるこの季節には優しい。。


写真は、音楽について語るDJ ONI君の図。
本作品にて音楽を担当してくれています。

今回は、shortfilm "ENSEMBLE"のepisode02のみでしたが、
トークセッションでは落語やコントの構成と音楽が似通っている等、
MCさんからの評論もあり、かなり突っ込んだお話が出来て面白かったです。



僕たちはベストアバンギャルド賞を頂きました。まさにピッタリな感じ?
絵馬が可愛い。

裏面には


公家の絵と縁結びの文字。やっぱり一番縁遠い感じ?


本イベントの総合プロデューサーのご住職。
お寺でこういう事をやるなんて柔軟な方だなと思っていたら、
昔のお寺は色々な人が集まる寄合の様な機能もあったらしく、
そういう事を現代的なアプローチでやれたらと考えているそうです。
上映会の他にも音楽のライブとかやることもあるそうです。

お寺で試写会とかも面白そうね。


映画祭終了後の懇親会。
雰囲気的に法事の後のお食事会みたいね。笑
まぁ、お寺でやるんだからそう見えなくもないか。

靴を脱いで座布団敷いて語り合うもんですから、
初対面の人でもざっくばらんにお話し出来て、
日本人ならやっぱこういうスタイルかな〜なんて
シミジミしてしまいました。

11月も終盤に差し掛かり大一番の現場を前に
ホッと一息出来た映画祭でした。

そいじゃまた。

くちあにから頂いたジフアニを使ってBlogを書いてみるの巻。

遅ればせながら今月のVJ4本目を振り返ってみる。
先週土曜日は吉祥寺のライブハウス、Planet-K、WARP、伊千兵衛の3カ所で
同時開催のサーキットイベント"Switched on!"にてVJをやらせて頂きました。

10月にその名はスペィドのリリースパーティでVJをやった時に共演した
THE APRILSさんよりお誘い頂いての出演。
他の会場より映像映えしていたのでVJも良い感じ。

当然アタクシは、



スペィドさんのVJをやらせて頂いたワケです。
恒例の撮影タイムに映り込んでいるT2の図。



SLF!さんの背景にT2の映像が映り込んでいるの図。

写真はくちあに(スペィドさんのファンのことを口兄と言うのです。)のケイさんより
頂きました。



gifアニメも造ってもらった〜。
くちあに作のgifアニメってコトは、
"ジフアニ"ってことになりますかね?



うん、、なるね♪

そういえば、スペィドさんとは先のデザインフェスティバルでも共演してVJをやらせて頂いたワケですが、
今月はスペイドさんとの共演率が高いワタシ。



前回のBlogではUPしなかったけど、
同じく今月共演率の高いDJ ONI君とアリスちゃんの2ショットです。
この2人を観るとプチョン国際映画祭の記憶が甦る。。。
いつかどこかで話したいエピソードがこのお二方にはあるのです。笑


ライブ終了後の一枚♪
それにしてもT2のshortfilmに関わっているメンバーとこうしてライブでも共演出来るって
「いやー、VJってホントに良いですね♪」と某映画評論家の口ぶりを真似たくなる様な11月。

今月はもう1本VJと映画上映がある訳ですが、
それはまた別の記事にて。

そいじゃまた。

2017年11月20日月曜日

VJというよりAUDIOVISUAL LIVEって感じかな。

今月のVJ、三本目。
先週の火曜日は品川のインターシティホールにて開催された
Forum8 Design Festival2017の前夜祭でお仕事。

この日のVJはいつもと違って、
DJにモーションキャプチャーを付けて動きをデジタルデータ化し別のキャラクターに合成。
で、その映像をVJの映像として使用するという、
VJというよりAUDIOVISUAL LIVEな感じ。

文字にするとなんだか意味不明ですね。。笑

って事で、
準備期間も込み込みで今日はblogを書いてみようかなと。

アニメーションやゲームなどで使われてきたモーションキャプチャー。
人体の動き(ex.特殊な動きやその人特有の動きの癖など)をデータに変換し、
そのデータをCGで造られたキャラクターに合成をする為のツール。

最近は、スポーツ選手や格闘家の動きをデータ化したりと、
用途が広がってきておりますが、
それをLIVEで使えないだろうかと考えたのが事の始まり。


打ち合わせ時に色々とアイデアを出し合っていたところ、
実際に造形した被り物をデータ化してライブで使ったらどうか?となり、

DJのONIさんのみならず被り物も3Dスキャンという
これまたハイテクな機器を使って
実物を3Dデータにしてライブ映像として使う事に。
(やっぱり解りづらい文章ね。。。汗)


3Dスキャンで3DCGと化したDJのONIさん。
若干の内股が可愛い。笑


専用の機器を付けるとリアルタイムでキャラクターが動き出すわけです。
このキャラクターに


TOOWAII自作による被り物をくっつけてみたり。
これらの事をリアルタイムでコントロールする。

これまで作品としてモーションキャプチャーを使うことは
一般的な使い方でしたが、
ライブというエンターテイメントで使うケースは
未だになかったかなと思います。



当日のライブ会場では標準のVJ機材に加えて



モーションキャプチャー専用のPCやカメラを設置するなど大掛かりな準備。
動きの調節など色々と時間をかけていざライブ。



「DJの動きをデータで取り込んでリアルタイムで投影しているよ」という事を
見せる為の演出としてライブカメラを使うなど演出的要素も必要でしたが、
僕達の見せたかった事がお客さんにもうまく伝わっていたかなと思います。


ONIさんより写真を拝借。今回のライブチームです。
左からLightingアーティストの濱中さん、DJのONIさん、
ライブモーションキャプチャーチームのAdrianさんと佐藤さん。

舞台美術もLEDライトが入ったおかげでかなり華やかになって、
ベストな環境でLIVEが出来たかなと思います。

以前より映像制作と並行してAUDIOVISUAL LIVEをやりたいと思っていたので、
今回はとても良い機会でしたね。
まだまだ発展しそうなプロジェクトだと思うので、
色々とブラッシュアップさせて大きく広げていかれたらと思います。

目指すはSXSWとかArtz Electronicaじゃー。
(と大きな事を言ってみる。)

現場の模様や実際のライブ映像はまた改めてyoutubeなどにup出来ればと思っていますので、
また要チェックお願いします。

2017年11月17日金曜日

レセプションPARTYでのVJにて新機材を導入する〜の巻


先週金曜日は今月2本目のVJ
青山のLAS CHIKASにてBitcoin関連の企業のPARTYでした。
今話題のBitcoin。VJしながら人間ウォッチングもしてまいりました。
色んな人がいますねー。世界は広い!東京はまだまだ面白いな。

久しぶりのレセプションPARTY。
今回は新機材を導入してみました。



今回から大変遅ればせながらHDのVJフルセット。
今まではイベントの度にレンタルしておりましたが、
ついに完全導入です。

このセットが今後の僕の業務に大きな恵みを与えてくれそうね。




使用した実感としては、
PCのVJソフトに負荷をかけ過ぎると映像がカクカクしますが、
それもセットしていたVJ映像を一度リセットすると戻ります。

なので、リセットした時にそれをフォローする為の映像出力がいくつか必要になるね。
「VJソフト単体で現場を仕切るのはリスキー」
ってのは、HDになっても変わらないかな。

MIDI controlerの操作もまだ未開拓な部分があるけど、
タイムラグもそんなにないし、使い勝手も良い方ではないかなと。
あとは使い込むだけでしょうかね。


今回は映像を分配して出力。


こんな感じの分配器を使って映像を出力しましたが、
VJmixer同様に軽量化されていて、
改めてフットワークが軽くなった気がします。

これなら海外でVJをやる時にも重量に困ることもないし、
出力機器も付け足していけるんじゃないかと思います。

VJソフトやMIDIコントローラーに関してはもう少し使い倒して、
その感触を改めてBlogに投稿出来ればと思っているので、
そん時も要チェックお願いします〜。

ってな感じの今月2本目のVJでした。

六本木のお寺で尖った映画を上映しちゃうよ〜の巻

Switched on! at 吉祥寺の翌日は六本木の妙善寺にて開催される
"妙善寺映画祭"にてTOOWA2が制作したshortfilm”ENSEMBLE”の上映があります。
今回はEPISODE02のみの上映です。


こちらがそのtrailerです。
若干の手を加えてブラッシュアップしておりますんで、
一度観たことがある人はもう一度観ても楽しめるハズ!
要チェックよろしくお願いします。😆😆

それにしてもお寺で映画祭ってどんな感じなんでしょ。
やっぱ作品見る時は座禅ですかね?笑
アロマのワークショップや美味しいコーヒーも飲めるみたいで、
今から色々と楽しみな一夜になりそうです。

当日は上映後にトークセッションもあります。
音楽を担当してくれたDJのONIさんと
制作の話から海外の映画祭の話までたっぷりお話しちゃおうかなと。

ご興味ありましたらこちらも要チェックでお願いします~。
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【映画祭の詳細はイベントページで】

【公式ホームページ】

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少しずつここ最近のことを振り返っていくことにする。

先程、次回VJの告知をしたことだし、
少しずつここ最近のことを振り返っていくことにする。

先週月曜日、中野HEAVYSICK ZEROにてVJでした
この日は機材メーカーの関係者が主催のPARTYってコトで、
DJ/VJ機器、カメラを扱っているメーカーの方が多く、
小箱ながらコアな方々が遊びに来ていた。
会場には所狭しと機材が立ち並ぶ。

どのようなアーティストも機材によって表現形態が変わっていくものですから、
こういう時にメーカーの人達と仲良くなって情報を常に仕入れることは
とても大事なのです。

特にVJの様なライブ感のある表現を求められるアーティストは
特に重要なコト。

ってなワケで喜び勇んで参戦したPARTYでした。
今回のTOOWA2が気になった機材がコレ。


Blackmagic Design キャプチャーカード Intensity Shuttle。


いわゆる映像を取り込む為に使う機器ビデオキャプチャーボードなんだけど、
これを使ってLIVE CAMをGRAND VJに取り込みリアルタイムでエフェクトをかけていた。


こんな感じ。チラッとライブ映像が見えますよね?笑
これならカオスパッドいらずだな~。

この機器に出会ったのがキッカケで先日のLIVEで大幅なクオリティアップを実現出来たのですが、

それはまた次回のBlogにて。

2017年11月16日木曜日

色々と仕入れてきた情報を Blogに書かなきゃなと思っているのだけど、まずは先に告知をば。

今月はVJに映画上映とスケジュールがテンコ盛り。
既に3本消化してて色々と仕入れてきた情報を
Blogに書かなきゃなと思っているのだけど、

まずは先に告知をば。

今週土曜日、吉祥寺で開催されるイベント”Switched on”にてVJをします。

…何か書き方が微妙だと思ったでしょ?笑

そうなんです、このイベント吉祥寺にあるライブハウスPlanet-K、WARP、伊千兵衛の3会場同時開催なのです!

12時からイベントがスタートして終了は21時。
伊千兵衛ではそのあとアフターパーティもあったりと、
吉祥寺がライブフェス会場と化すんじゃなかろうかと(大げさか?)、
明後日が楽しみな状態です。

詳細は以下のサイトをご確認頂くとして、
http://switchedon.jp/

TOOWA2は伊千兵衛にてVJの予定です。
10月のリリースPARTYで共演したエイプリルズさんも出るよ。
この会場は映像的にも個性的なVJさんが入りますので、
共演も楽しみですな。

ご都合宜しければ是非いらしてください。

2017年11月5日日曜日

初ラヴ・ディアス映画。これを機会に他の作品も日本で観られると良いな。

絶賛過密中のスケジュールの中なんとか時間をやりくりして
映画を観てきました。つい先日の話。

すぐにアウトプットしようと思ったのだけど
何から書いたら良いか解らず時間が過ぎて。。。汗

フィリピンの怪物的映画作家と呼ばれているラヴ・ディアスの新作、
『立ち去った女』をシアターイメージフォーラムにて観てきました。
久しぶりのイメージフォーラム、僕的に外れがない映画館でして、
今回も凄い作品を観させて頂きました。



日本版の予告編。重厚感があるね〜。
ぶっちゃけ本編では音楽は一切使われてませんので、
このテンションを期待して観ると違った印象を感じるかもね。

発表する作品が平均5時間っていう長尺なだけに、
上映はおろかDVDやBlu-rayで観るコトさえ出来なかったディアス作品。
こんな作品を毎年、ヘタすると年間2本リリースしているんだから、
どんな体制で創作活動をしているのか以前から凄く興味がありました。
今回はわりかし短めだっただけに(それでも3時間48分っていう。。。)、
何とかスケジュールをやり繰りすれば観れるかなと劇場に駆け込んだのでした。

えん罪で30年投獄されていた女性の復讐を軸に
話がゆ〜っくりと、ホントゆ〜っくりと展開する。
中途半端に長いと「ダルい!」とか感じてしまうけど、
ここまでスローだと逆に落ち着いて展開を把握出来るので
ある意味楽しめたかもしれません。笑
スローだけど緩くなく描き方も丁寧な感じがしました。

カメラは全編の9割近くFIXだし1シーンも長いんだけど、
ふとした拍子に編集でアクション繋ぎを見せたり、
フォーカスの合わない画を持ってきたりと、
ゆっくりな展開の中にトリッキーなカットを持ってくるのも
特徴的でそろそろ間延びするかなというタイミングで何か仕掛けてくるので、
意外と観れるのよね。

ハリウッド映画なら100分に纏まってしまいそうな内容。
でも考えてみると人の感情の動きや決断までの過程をじっくり描くなら、
こういうコトになるよね。
アプローチがとても新鮮な感じがした。

とはいえ、長尺の映画。
劇場では寝ている人や途中でトイレに立つ人もチラホラいましたね。
まぁ、気持ちは解らないでもない。笑
上映前に食事とトイレと十分な睡眠を取ってから観る事をおススメします。笑

詳細はこちら。
http://www.magichour.co.jp/thewoman/