2015年5月28日木曜日

Fashion Filmとか好きな人はコレ!



江戸川乱歩作品って映画を撮っている人なら
一度は映画化したいと思う原作なんですかね?
調べてみたらかなりの数の原作が映画化されてる。
それも、同じ小説が2、3回と繰り替えし。

確かに読んでてスリリングだし、イメージが湧き易い作品ではあるので、
映像化した時に面白くなるだろうなと言う見通しがつくのかもしれないね。

それだけに、読者のイメージから逸脱してしまうと批判が多いような気もするね。
今回、紹介する『双生児』、原作は読んだ事がないのですが、
登場人物の眉毛が無い時点で既に逸脱してしまっている感、満載だけども(笑)、

そこはやっぱり、監督が塚本晋也だけに凄い映像を観たいじゃないですか!
だから、このくらいやってもらわなきゃ、ね〜ぇ。

衣装や舞台美術などFashion Filmのような雰囲気で
僕かぁそれだけでご飯3杯食べられます(笑)

今度は、原作を読んで、映画とどう違いがあるのかも含めて
楽しみたい作品であります。

TOOWAII的にこの作品は、美術、カメラワーク、画の質感を楽しむ映画です。
特にクリエーターは必見と思いますよ。



2015年5月26日火曜日

長いケーブルを持っておくべし!



クラブのPARTY以外、例えばLIVEやFashion ShowなどでVJをやる時、
ライブカメラを素材で取り入れながらVJをやって欲しいと頼まれる事があります。

カメラマンは被写体を捉える為に動き回りますんで、
そうなると長いケーブルが必要になる訳ね。

そう、今日のご紹介したい内容は長いケーブルを持っておきましょうというコト。
クラブでVJをやる時もプロジェクターとVJブースが離れている場合、
一本、長いケーブルがあると便利じゃないかなと思います。

ただ、AVケーブルは音と映像を同時に出力する場合、
長くなれば成る程、音と映像の同期がズレてきます。

確か50mくらいで0.4秒くらいだったか音が遅れます。
(この辺、まだ不確かなので別途調査します。。でも、少し遅れて映像信号が届くのは確か。)
その辺を考慮に入れてセッティングをしてみて下さい。

映像のみを取り込んでコントロールするのであれば、
問題ないと思います。

1チームに1本、長いコンポジット or AVケーブルを持っておく事をお勧めします。

関連Blog
●見るよりも慣れろという感じ。
http://toowa2.blogspot.jp/2015/01/blog-post_7.html

●あると便利な機材(プラグ、ケーブル編)

2015年5月25日月曜日

最後はプライベートなPARTYで締め。in Cannes Film Festival

朝食ミーティングも終わり、上映も終わると、
ようやくノンビリ出来るかなと言うコトでshortfilmを幾つか観た後に、
会場から離れた別荘っぽい場所でのPARTYに行ってきました。



Raindance Film Festival関連のプライベートな感じのPARTYだったので、
皆リラックスしていてバカンスを楽しんでいる感じだった。
ってか、本来カンヌってそういう場所なんだってね。


こんな風に絵を飾ってあって、映画関係者以外にペインターやミュージシャンも多かった。
("ミュージシャンも多かった"ってのが今日のBlogの肝でして。。。)

ここでは映画祭の喧噪も少し薄れて出会った人ともゆっくり話すことが出来た。
(まぁ、ここでも沢山名刺交換をする事になったのだけどw)


主催者(というよりこの別荘の所有者?)の挨拶があり、


ライブがあって、マッタリして良い感じだぁ〜。
標高チョイ高めの場所にあるから若干涼しいけど、
ご飯のみならずアルコールも美味しいぞ。

暫くすると同じセレクションで友達になった監督達がやって来た。
皆、ここに来るまでに「この後、こういうPARTYあるから行かねー?」って感じで
色んな人を誘ってくるので人が人を呼び、夜がふけるにつれ賑やかになって来る。

先のBlogで紹介した作品『MEMORIES OF A FAILED YOUTH』の監督、
Danielが先程知合ったという友達を連れてきていた。
カタカナが書かれているT-shirtsを着て何故か片言の日本語を話しまくる、
フランス人のfemale DJ。

日本大好きらしく、親近感が湧く。
色々と話をすると、どうやら日本でもDJをやった事があったらしい。
「どこでー?」とか聴くとかなり活動範囲が近い
「オーガナイザーとか誰だったの〜?」とか聴くと知ってる面子。。

よくよく聴いてみると、
僕はこの子のDJを青山のFaiで観た事があったのでした。。


その時の記念の一枚。
詳細された時に本名だったから解らなかったのだけど、DJのmissile。
エレクトロ系のDJで名前をよく聴くよね。
これまた、スゲーところで再会したなぁ。。w

最近は東京に来てないみたいだけど、
アジアでのGIGはチョイチョイあるみたい。
ピコピコ光る機材について熱く語っていたのが印象的でした。

PARTYも良い感じに盛り上がり、キリの良いところでフィニッシュ。

今回は、こんな感じで衝撃的な出会いや再会が沢山あるカンヌ滞在でした。
こういうイベントだから皆自分のやっている事に必死で
自分もそれに影響されてまた頑張ろうと思いましたね。

次は、より大きな舞台で戻って来れるよう頑張りたいなと思います。

っていう感じのカンヌ国際映画祭の滞在でした。

Special Thanks
Rory, Jason, Junichi, Eliot, David, Daniel, Scotte, Shahzard, Saeed, Mhmd, Andrea, Cheyanne, George, Youngki, Gladys, Juan, Fransis, missile, all film makers!!

カンヌで観たshortfilmをいくつかご紹介。

映画祭期間中、あちこち動き回っていたので、
今回は映画を観る暇が余りなかったのですが、
デジタルライブラリーやmini screenにて
幾つか作品を観る事が出来ました。

写真データとかtrailerがないものはLINKを載せておきます。
興味があったら是非チェックしてみて下さい。

まずはLAの作品。
『My Guardian Angel』
登場人物一人。砂漠に取残されてさまよう女性がある死体を見つける。
言葉がどこからともなく聴こえてきて、コミュニケーションを取り始めるという内容。
トリッキーな内容なんだけど役者の一人芝居が
それを違和感なく見せているのが印象的でした。
監督はCheyanne Kaneさん。自ら主演をしていて(本業は役者さん)、
違和感ないのはこう言う事なのねと実感。
やっぱ得意な事を武器に勝負しないとやっていけないよね〜。

WebsiteやFacebookでロケーションとか詳細が見れるのでチェックしてみて下さい。

お次はNYの作品。

『SUNNY SIDE』
低所得労働者の家族のお話。雪のNYが設定に"効いて"たのと、
硬質なルックが印象的。
監督はNY在住の韓国人のYoungki Jinさん。
今作品ではSound Designも担当していて、インディペンデントで活動している人は、
色んなコトに長けているのだなと思った作品。



お次は、シリアの作品。



『MUTASAWWEF』
監督:Mhmd Mussa
一人の男が苦悩を抱えて戻ってきて、
シリアの映画って馴染みなかったけどアーティスティックで
ビデオアートっぽい感じ。
シリアでは映画は凄くリスペクトされているらしく、
有名な俳優さんでも無償で出てくれる事が多いんだとか。
彼の作品で主演している俳優さんはシリアでも有名な人なんだそうです。
音楽の使い方とか作風も日本ではあまり見ない感じだった。

続いて、イランの作品。


『500 MESGHAL OF GOLD』
監督:Shahrzad Dadgar
私たち夫婦の現状をどうする?って悩みはどこの国でも普遍的なだけに、
リアルで深い営みが描かれていました。
ゲリラで撮ったと言うバスのシーンが印象的。
普段はダンスミュージック好きな可愛い女の子なんだけど、
政治的な目線もしっかり持ってて作品も貧しい夫婦の不和が
よく描かれていた。
人種や政治の違いこそあれ、描かれている者の中にある普遍性があって、
それがそこはかとない深さを感じさせる作品だった。


続いてマイアミの作品。


『MEMORIES OF A FAILED YOUTH』
監督:Daniel Abril
WMCで有名なダンスミュージックの地、マイアミの作品。
エンディングで初めてタイトルの意味を知るんだけど、
そこも凄く良かった。

その場のノリでゲリラで撮ったというクラブのシーンが僕的にはかなりお気に入り。
そう見えないんだな、これがまた。
日本のHip Hopシーンでも好かれそうな映像センスという感じ。
お手本にしたい画でした。
本人はラッパーっぽい雰囲気なんだけど、
裏で沢山の人の作品をチェックしてて意外と目線も鋭い。


続いてUKの作品。


『DRAW』
監督:Juan Coello Hollebecq
ちょっとおとぎ話めいた作品で、登場人物の説明が少ないところが、良かった。
雰囲気で語っている感じ。
作品の場面展開で効果的にLightを使って表現をしているところとか印象的でした。


という感じで幾つか作品をピックアップしてみたのだけど、
共通して言えるのは作家の顔が見えた事。
背伸びをせず等身大の感覚で描いている感じ。
その人の内面に触れたような気がして、凄く良かったです。

またどこかで観られると良いね。

2015年5月24日日曜日

Pavillion色々。そしてJAPAN Pavillionはどうかっていうと。in Cannes

カンヌ国際映画祭Blog、ここらでちょっと目線を変えまして。

これまでパビリオンでのPARTYを色々と紹介してきました。











どこの国も自分達の文化を知ってもらう為に
シンポジウムや記者会見、PARTYを開いて、人を呼び宣伝をする。

そうすると、映画監督やプロデューサー、映画祭の関係者やバイヤーが訪れるので、
自国の映画を売る助けになるだろうし、
「私たちの国で映画を撮るのであれば、こんなフィルムコミッションもありますよ」とか
「私たちの国にはこういう映画祭もありますよ」と
宣伝も出来る。

そうやって「自国に人を呼び込む為の活動」としてもパビリオンがある訳で、
その為にPARTYをやる訳です。



ジャパンパビリオンも何日かPARTYをやってまして一日だけ参加しました。
閉まるのチョイ早いかなと思ったけど、
他の国と比較しても見劣りしてなかったと思いますよ。

掲示板の書き込みでアニメやフチ子、ロボットの展示などを批判している記事を見たけど、
他の国より遥かにインパクトがあってプロモーション効果があったと思います。

PARTYだけやって印象の残らない国もあったからね。

セミナーに来た外国人にどら焼きでおもてなしって、
日本らしいやり方じゃないすかね?
(掲示板でそこは紹介されてないのね。。)




これがPARTYをやってない時のパビリオンのコンテンツ。
僕的には日本のインディペンデントの映画も、もう少しフォーカスして欲しいと思ったけど、
(あと、日本のVJやAudio Visualシーンもね!)
今回のパビリオンでのプレゼンが間違っていたとは
あまり思わないなぁ。。



会場内の人通りの多い場所で作品がこんな感じで紹介されていたり、



記者会見があればこういう風に人も集まっていたし。

いくつかの国のパビリオンを観るとPARTY以外はもぬけの空状態で、
"自国の文化をどう広めていけば良いか?"ってコトに、
苦戦している国も多かったですよ。

最初は何の為のパビリオンなのか解らなかったけど、
映画を買いにくる人がその国に興味を持てなければ、映画も買わないよね〜。
色んな国の映画がマーケットにあったけど、結局、買われていく映画って
ハリウッド映画が多いみたい。
だから、パビリオンで自国の文化を展示&紹介するって、
大事だと思うけどな。

勿論、フチ子やアンドロイド、アニメが日本の全てじゃないけど、
他の国が出来ない事をやって文化に興味を持ってもらわないと、
海外の映画に勝てないし、映画も買われていかないと思いました。

そういう強みがあるだけ、マシなんじゃないかと思います。

お金がない国とか文化的に強みのない国とか大変そうでしたよ〜。
パビリオンを3カ国共同で開催してPARTYを早い時間から開催して、
我先にと人を呼び込む活動をしていたりしてたりとか、
常時解放してるけど、すっからかんとかね。。

そこに来るとアメリカとか凄くてパビリオンに入るのにパスが必要で、
しかも、80ユーロくらい払わないといけないのね。

解ります?この落差。
文化的にも経済的にも力があるのとないのとでは
買われていく映画にも影響するんじゃないかなと思います。

カンヌの記事って言うとレッドカーペットと
コンペティション作品の情報しか出てこないから、
こういう部分も知って欲しいなと思い
若干長めのBlogを書きました。

次回は誘われたプライベートPARTYでのお話とか
書こうかなと思います。

バスのトラブルによって僕は、、、カンヌ国際映画祭5日目。

今回のカンヌのハイライトとも言うべき朝食ミーティング
実はこの日、その前からかなり焦っていたのです。
そう通勤のバスから。。。

今回は宿泊をカンヌの郊外に取りましたので連日バスで通勤してました。
その日は、バスの中でミーティングの時に何を話そうか?とか、
どんな人が来るのかおさらいをしてイメージをしておこうか?とか、
会場に着く前から準備を沢山していたのですが、、、

こういう時ってありえない災難が降り掛かるんですね。。。


通勤のバスがエンストって。。。


普通ないっしょ!!
いや、カンヌでもこんな事滅多にないそうです。。。
運転手に聞いたら動き出すまで時間がかかるとの事。。
車内はガス臭い。。動き出す気配無し。。


チーン、カンヌ終了〜。。。


あぁ、オイラ、今回は詰んだと思いました。。
折角のチャンスも泡と消えた感がある。。
つ、ついてねー。。。ホント運に見放されてるー。。。

こうなると後はバスのトラブルを楽しむしかやる事がない訳です。
車内には乗客がたったの4人。さぁ、皆でトラブルを楽しみましょう。
人生、次があるさ!

と、妙な開き直りがあって、傍にいた方に「大変ですね〜」なんて話しかける。
映画祭では関係者や会場で働いている人は首からぶら下げているパスで、
この人がどういう人か何となくわかる様になっている。

話しかけた人も首からパスをぶら下げていた。
映画祭期間中に会場で働いている人で「困りましたね〜」なんて話で盛り上がる。

*ここからは会話形式でBlogをお楽しみ下さい。

TOOWAII(以下、T)「カンヌのバスってこういうコト多いんですか?」
関係者(以下、関)「いやー、こんなの滅多にないですよー。」

T「ですよねー(笑)、カンヌって毎年いらしてるんですか?」
関「ハイ、この時期は毎回来ているんですよ。」

T「あ、そうなんですね。実は僕今回初めてで、色々と解らないコトだらけですね。」
関「もしかして映画監督さんですか?」

T「はい、今回はshortfilmで参加してまして。もしかして、あなたも?」
関「いえ、私は〇〇パビリオンで働いてまして。」

T「そうなんですね。僕、〇〇地域にも作品送っているんですよ〜。〇〇映画祭って知ってます?」
関「あ、よくご存知で。」
T「実は僕東京のクラブでVJをやっているのでオーディオヴィジュアル系の映画祭って凄く興味あるんですよねー。」

関「東京の方なんですね。実は私の弟が東京でDJをやってた事があるんですよ。」
T「ホントですかー。僕ね〜、フレンチ系のナイトクラブでVJをよくやってた事があったからフランス人DJっていくらか繋がりあるんですよぉ。どなたです?」
(何だか雲行きが変わってきたなと思う、TOOWAII)

関「アレックスって知ってます?」
T「えっ、ひょっとしてDJ名ALEX From Tokyoとか名乗ってません?」
(これが当たったら凄い事だなと思う、TOOWAII)

関「いや、多分違うと思います。。」
T「あ、そうでしたか。。。」
(やっぱフランス人DJって日本に沢山いるもんねと思う、TOOWAII)


関「私の弟、今はMVの監督をやっているらしいんですよ〜。」
T「あっ、そうだったんですね。MV監督ですか〜。アレックスね〜。」

(MV監督で、アレックスね〜。。。ね〜。。。)

Σ(゚д゚;) !!!

T「失礼ですが、お姉さん下のお名前は何といいます?」
関「Casと申します。」

(゚〇゚;)!!!

うわぁ、、これ凄い。。。

弟さん、
TOOWAIIもよくライブを撮らせてもらっているアーティスト、
SAYUKIちゃんのMVの監督だったのです。



このビデオ、クレジット入ってますが、
エンストしたバスに乗り合わせたバスに
まさかSAYUKIちゃんのMV監督のお姉さんが居たのです。

このビデオの室内シーンでチョビッとお手伝いした事があって、
名前、覚えてたのよね〜。
凄くこだわって移動撮影しているなぁ思ったのもあり、
覚えていたのです。

ってか、はるばるカンヌまで来て、まさかこんな風に出会うとは。。。

これ、スゲー出会いだぁ。。。
ここからは、ミーティングのコトとかすっかり忘れて、
東京の事や弟さんの事で盛り上がる。

幸いなコトにバスは時間に間に合い、
いくらか余裕が出来たのでお姉さんが働いているパビリオンでコーヒーをご馳走になる。

さらに、 「良かったら朝の9〜10時で映画祭の関係者が集まるPARTYがあるので、遊びに来て下さい」と
誘われる。

マヂかー!
損して得とれってまさにこの事だなぁ。。。
先のBlogの通りBreakfastには間に合ったのですが、
その前に、こんな出会いもあったのです。

結局、パビリオンの朝PARTYには間に合わなかったので、
せめてお礼だけでもと改めて訪れると、
お姉さんから映画祭の関係者の連絡先一式を教えてもらえる事に。

教えてもらった連絡先は有名な映画祭のProgrammer。。

マヂかー!!
僅か3時間くらいの間に重要な人達の連絡先をわんさか頂いたのでした。
即刻、教えてもらった方の連絡先にメールをしたらやっぱ連絡って返ってくるんですね〜。
とても親切な対応でした。

今回は、本当についていたと思います。
これがひょっとして「至誠にして動かざるもの、未だこれ在らざるなり」ってヤツ?
(まぁ、"ってヤツ?"って言ってる時点で、至誠な感じがないねw)

あの時、お姉さんに会ってなければ、
ってか、バスがエンストしてなかったら、
今回のカンヌの展開も変わっていたと思います。

すげー出会いだぁ。。。
何の後ろ盾もない僕からしたらコレはとても貴重な出会いな訳です。
オイラ、チョット運良過ぎかも〜。

信じられない出会いからわらしべ長者の様な展開もあり、
5日目は午前中で心底グッタリきましたが、やりきった感がありました。

人生何が起こるか解らない。
どんなトラブルが起こってもDJの選曲に乗っかってVJをする様に、
切り返していくと色々と良い事があるもんだなと思った一日でした。

ってな感じの映画祭5日目午前中の出来事でした。
こ、濃過ぎる。。
午後の事はまたの機会にでも。

2015年5月23日土曜日

ってか飯が喉を通らん。。カンヌ国際映画祭5日目。

今日ほど緊張した朝食、今までになかったかもしれません。
カンヌに来る前に選考から漏れたBreakfast meetingでしたが、
waiting listに空きが出来たので一応エントリーだけしていたのです。

この時点で「アンタら、朝食ミーティングのキャンセル待ちに参加出来る事になったよ」という状態なので
参加出来ると言う確約ではなかったのだけど、
それが、まさかの参加が許される事になり。。。

いつもなら絶対寝ている時間に目を覚まし、
可能な限り準備をして会場へ行く。




我先に乗込むと入り口ではwaiting listの映画人。
呼ばれるのを今か今かと待っている。

もうね、ココまで来るとあとは運を天に任せるのみですよ。
扉の向こうには、今後関わっていきたい人達が待っている。
キャンセルが確認されWaiting listにも入場のチャンスが。。

一人、二人と名前が呼ばれ、TOOWAIIも入場が許される。。



中は見晴らしの良いテラスがある部屋で参加している関係者の挨拶が始まっていた。
奥に並んでいるのは、サ○ダ○スとかロ○○ノとかB○Cとか
誰もが聞いた事のあるメディアや映画祭のprogrammerが鎮座している。
まさに鎮座DOPENESS。。。

海外に映画を出品する時、出品した作品を選考しているのが
この"programmer"という方々で彼らに選ばれるかどうかで、
海外への道が開けていく訳なのです。

サ○ダ○スとかロ○○ノで作品を出品出来れば、その後のキャリアも弾みがつく訳でして、
そう考えるとカメラも手ぶれしますわな。
ってか手だけじゃなく、足も震えたわ。。

挨拶が終わると「ヨーイスタート!」という感じで始まり、
一人目に話しかけにいったのがBBCのプロデューサー。。
ハードルが高過ぎて何話していいか、、英語も飛んだよ。。

その後、映画祭のプログラマーと話すことにも成功。
当初、Breakfastミーティングに参加出来ないと思っていたので、
事前にミーティングに参加出来ないので作品を見て欲しいとメールをして、
コンタクトを取っていたので、挨拶をすると覚えてくれていた。
(若干、しつこかったというのもある。。)

なので、挨拶した後の第一声が、
「あの〜、何度もメールしちゃってスミマセン。。。」という謝罪から始まる展開(汗)

ってか、思い返してみても久しぶりに緊張したね。
「作品を観て下さい」ってコト以外に、何話せば良いか?
その人の印象に残る様な言葉を投げかけねば。
でも、時間は限られている。
そう思うと余計に混乱もしてくる。

これは、普段の会話から心がけていかないと駄目だなと思った。
一瞬で人の心を掴んでいかないとチャンスはすぐに逃げていってしまう。

で、今回苦し紛れに考えたのは、「今回、集まった皆も知りたいであろう事。」
一応、DVDを渡せたが、作品を観てねって言うのは多分メールでも言える。
なので、どういう作品が好まれるの?とか
実験的な映画も受け入れるの?とか、
海外のディストリビューションってどうしたらいいの?とか、
アジア映画ってどうなんですか?とか。

印象に残る会話をして後でフォローのメールをする。
それしかないなと思いました。
(まぁ、出来たかどうかこれがまた解らないんだけどね〜ww)

時間もあっという間に過ぎてしまい、
朝食ミーティングは惜しまれながら終了〜。

ってか、"朝食"って言われても喉を通らんわw
緊張のあまりコーヒーをがぶ飲みし、会場を出ると解放からか物凄い脱力感ww
凄いミーティングだったなぁ。。。

この日は、これ以外にも色々とありましてね。
まぁ、それは長くなるので別の機会にお話し出来ればと。

2015年5月17日日曜日

カンヌ国際映画祭4日目

映画祭に参加するっていうのは色んなPARTYに顔出すのが必須でありまして、
ってコトは当然アルコールが付いてまわる訳でして。
気がつくと飲み過ぎなんてコトがよくある事でして。

今日は昨日の酔いが抜けない立ち上がりで、
日本にいたら半日グロッキーなところなんだけど、
ここまで来てそうも言ってられない。。


映画祭会場周辺は白い建物が多い為か、
ちょっと眩しくでサングラスが欠かせない。
で、気がつくとサングラス焼けしてしまっているという。。。


この日は1つ重要なゲストトークに参加しました。
イタリアの映画プロダクションTorino Film Labという会社のtalk showで、
企画の進め方について。

どのくらいシノプシスを纏めておけば話を聞いてくれるのか?
と言うテーマは、目からウロコでした。
世界中からアイデアを募集しているらしく、
皆さん、躊躇わずにアイデアを送ってくれと会社のinfoをゲットする。 


カンヌの開催期間中はHAPPY HOURというネットワーキングPARTYが
僕の作品が展示されているshortfilm cornerでも毎日開催されていて、
17時から飲みっ放し。
この日はメキシコのFILM MAKERが自分達の国の映画をアピールすべく、
マイク片手に紹介してた。
パビリオンの人がバックアップしている感じでチョット羨ましいなと。

日本はというと。。そういうの全くないw


パナマのPARTYへ移動。
ここのDJの選曲がホテルコストっぽくて凄く居心地が良かったな。
ここはバルカン半島の人達が多め。


で、最後はBARで締めみたいな感じ。
今日は割と控え目。

カンヌ周辺のレストランはどこも高いのだけど、
近くにスーパーマーケットを見つけたので、
そこでサンドウィッチをがっつきながら、
頑張ります。

明日は、(もし成功したら)カンヌでの裏技を紹介してみようかなと。

2015年5月16日土曜日

カンヌ国際映画祭3日目。




パビリオンでの一枚。
雨が降ると予報にあったけど幸い逸れたみたいで、
「永遠と一日」のワンシーンの様な一枚が撮れた。

こういう写真見ると、のどかそうに見えるんだけどねぇ。。

昨日は映画祭3日目でございました。
そろそろお米が食べたくなってきましたが、
ランチもディナーも米らしきものはなく。。


SHORTFILM CORNERにあるモニターにて。
こんな風に作品の情報を誰でも閲覧できる。


偶然、座ったテーブルにて。
右からイラン、USA、シリアと国も人種も違う人達が一堂に介するミーティングなどもあり。
皆、映画に対しての考え方が違ってて刺激になる。

このあと、昨日と同じく色々とパビリオンを回り作品を渡しての営業活動。


UKパビリオンに設置されていた登録フォーム。
会いたい人にメッセージを残したり、自分の情報を登録して返事を待つコトが出来る。
言ってみると掲示板の様なものか。
UKのプロダクションで会いたい人がいたのでメールアドレスと作品のURLを残す。

希望薄い感じもするけど、ベストを尽くしておきたいので、
やはり登録しない訳にはいかないのよね〜。



この日はドイツのパビリオンとスカンジナビアのPARTYに参加。
皆、とにかく凄い勢いで話す。
発音とかあまり関係ないのね。そして、皆、酒が強い。。
同じ調子で飲んでいるとこっちの身体が持たない(笑)

映画祭期間中は、色んな場所でPARTYがあって、
その情報を得る為にとにかく"人と知合っておく"必要もあります。
どこにチャンスがあるか解らないので、
時間があれば可能な限り参加する。

この後、タイのPARTYへ行き、そこで知合った人とBARへ移動して、
この日はフィニッシュ。

後半の記憶が若干飛んでいるけど、お財布持って帰って来れているから、
多分、大丈夫。

この日はこんな感じ。

明日はFacebookで繋がった友達がロンドンから映画の宣伝で来るらしいので、
それも楽しみかな。4日目も頑張ります。