2013年11月25日月曜日

ネタバレ無しで書くのが難しい。

大人気上映中の『魔法少女まどか☆マギカ』を2回も観てきてしまいました。
一度目はサラッと。二度目は注意深く。
とにかく、気になって仕方なかったものですから。

阿弥陀如来の様な存在になっていったTVシリーズのラストに対して、
今回は、暁美ほむらを通して"人間が出した解答"といった感じもあって、
ダークな側面もあるけど見方によっては"愛するが故の執着"と思える内容でした。

説明描写もテキパキとテンポも良かった。
指輪という小道具一つで魔法少女であるコトを証明するシーンや、
記憶を取り戻していく下りで背景にある鏡の額縁にTVシリーズの映像が写っていて
ほむらが記憶を取り戻して行ったんだなと思わせる描写など、
さらっと素早く説明していく。
その画造りも説明っぽくなくて凄く良かったです。

そして、今回も劇団イヌカレーさんのコラージュ映像が
特異な世界観を表現するのに冒頭から効果を発揮しまくる。
ポップなヤン・シュバンクマイエルといった感じで、
このコラージュ映像だけでDVDとかリリースしてくんないかなと思ってしまう。
VJやMV業界の方々は、例え内容に興味なかったとしてもこれだけは
観ておいた方が良いよ。

一つ気になったのが、
TVシリーズでは希望が絶望に変わって魔女になっていく時に
ソウルジェムが黒く濁っていく。
その絶望への過程が描かれていたんだけど、
映画では、ほむらが魔女へと変わっていく過程がそっくり抜け落ちていた様な。。
時間的な問題もあると思うけど、これ描いていた方が良かったんじゃないすかね。

まぁそんなこんなも含めて色々と想いを巡らせてしまう。
語るに足りうる作品ってのはこういう作品を言うんだね。

ってワケで色々と語りたいのだけど、
上映前のCMでネタバレに気をつけてねというお知らせもあったので、
(そのアニメCMもSHAFTが造っているというサービスっぷり。至れり尽くせりですな。)
ご興味ある方、是非観に行ってみて下さい。

詳細はこちら。
http://www.madoka-magica.com

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