2014年5月17日土曜日

他の作品を色々とご紹介の巻 at Art of Brooklyn Film Festival

様々な作品を観る事が出来るのも映画祭の魅力の一つ。
日本とは違った感性と価値観で選ばれた作品を観て、
新鮮なインスピレーションを貰いました。

ので、いくつかご紹介。




SPLAYED
5 min. USA
Directed by Beth Portnoy

ダンサーの動きをシンメトリーに捉えた実験的な作品。
所々、アニメーションも入ってくるのも観てて楽しかった。
作者のVJ的なアプローチは日本のダンスミュージックシーンでも相性が良さそうな感じね。


RARO AND THE RABBIT
11 min. USA
Directed by Charlie Hoxie

金色のイルカ、銀色のバルーンが印象的な
ある波止場のお話。
同じ"Film as Art"部門の作品だけど、
こっちは物事を象徴的に描いてて、
よりストーリーを感じさせる作品。


GAMMA HAZE “BODIES”
5 min. USA
Directed by Ian Cinco

GAMMA HAZEというミュージシャンのMV
音楽のアコースティックな感じとブルーの色調がよく合っててるね。
trailerでは解らないけど後半はFashion Filmみたいなオシャレ感もあって、
アパレル関係の人達も好きそうな感じがした。


HOW YOU DOIN' BOY? VOICEMAILS FROM GRAN'PA
4 min. USA
Directed by William D. Caballero

こちらはキャラクターを全て3Dプリンターで造って
アニメーションにした映像作品。
キャラの分だけ立体を造っているという、
魂を感じる作品です。新しい3Dプリンターの使い方だね。
ご本人にもあったけど、とってもファンキーな人で、
色々と話してて面白かったな。


MILK AND HONEY
23 min. USA
Directed by Daniel F Pfeffer

こちらは若い男女男の3角関係を描いた作品。
冒頭のキスシーンで、
手持ちの画をジャンプカットで編集していて、
独特のリズムを感じた。
フィルムライクな質感を上手く物語に組み込んで
構成しているのとか参考になったね。


LEMON
82 min. USA
Directed by Laura Brownson & Beth Levison

こちらはドキュメンタリー映画。
LEMON ANDERSONというオープンマイクのアーティストを追った作品。
こっちではあまり馴染みがないけど、
詩の朗読をラップの様に読み上げるオープンマイクというスタイルがあって、
アメリカではラッセル・シモンズという人が立ち上げてから、
興行としてもとても盛り上がっている。
ラップから派生した新しいスタイルだったりします。

以前、"Spoken Word!"という作品を撮った時に、
ライブシーンを如何に面白く見せるかというのを
編集とCGだけで乗り切ろうと試みたのだけど、
この作品ではライブの撮影からフォトジェニックに撮られていて、
画造りがとても綺麗だった。
ドキュメンタリーだけどカット割がMVっぽくてクールだったなぁ。。
ラストシーンをとてもスマートにまとめていて、
見応えがありました。
色んな所で賞を獲るだけの事はあるね。

という感じで色々と紹介してみました。
他にも観たい作品はあったけど
全部見切れなかったのは残念だったな。

機材は僕らと殆ど同じモノを使っていたけど、
国が変わるとアプローチも変わるんだね。

そんな事も新鮮な感覚だった。

以上、作品紹介でした。
Brooklynの観光はまた後日のBlogにて。

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