2012年7月30日月曜日

怒りや鬱屈した感情を内包する映画

僕らのまわりでずっと噂になっていた映画、
『サウダージ』を観てきました。

一年以上前に上映されてて、観た方が良いと言われ続けていたけど、
タイミング合わずじまいだったので、
凱旋上映という機会で観てみたのです。

感想を一言で言うと、ホント観た方が良いです!
今まで観てなかったのがなんだか申し訳なくなってしまうくらい、
凄く心に迫ってくる作品でした。

土方の主人公・精司、タイ帰りの保坂、
HIP HOPのユニットを組んでいる青年・猛、
3人を中心に追いつめられどうしようもない状況が描かれてる。
出口が見えず、抜け出す事でしか現状を打破出来ない感じが
真に迫ってました。

見た人によって色んな感想があるけど、
個人的にはHIP HOPの描きが凄く上手でした。
上手という言葉が正しいのか、
本当に素晴らしく荒々しさがよく伝わってきたというか。
HIP HOPが表面的な事ではなく、
怒りが鬱屈した感情をLIVEで表現している様子、
出稼ぎに着ている山梨県人、タイ人、ブラジル人が
ひしめき合うように住んでいる所で起こる対立など
HIP HOPの根幹がよく描かれてました。

様々な人種がひしめき合って住んでいる場所でしか、
あの荒々しい感じ出せないよね。

今はレイトショーだけらしいので、
仕事帰りに一度観てみては如何でしょうか?
http://www.saudade-movie.com/

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