2015年5月6日水曜日

舞台設定が"セリフがない"という状況を生み出した作品を紹介してみる。



最近、shortfilmを撮ったりしておりますが、
撮る前にいくつかチェックした作品がありまして、
今日はその1つを紹介したいなと。

『最後の戦い』
『レオン』や『フィフスエレメント』で知られるフランスの映画監督、
リュック・ベッソンのデビュー作なんだけど、
この作品、劇中で一切セリフがないんです。

環境の変化により声が出せなくなってしまったという設定で、
セリフがない→サイレント映画という位置付け。

字幕もないので、登場人物の感情がアクションのみで語られるので、
TOOWAIIが制作している作品でも参考になるんではなかろうかと思ったのだけど、
ちと毛色が違っていたようで余り参考にならず。。。

でも、お気に入りの作品でありまして、
何かの機会に紹介出来ればなと思っていたのです。

この時から既に音楽はエリック・セラ、出演にはジャン・レノと
彼のチームの原型があるので、ファンには見どころ満載な作品ではないかと。

元々あった短編を長編化したからなのか、多少のもたつきがあるけど、
ごろつきから逃げるところとか、アクションシーンの編集が上手。
やっぱり見せるところは抑えているなと。

L・ベッソンはこの後アクション以外に『グランブルー』や『アトランティス』など、
自然をテーマに作品を撮ったり、環境活動に関わったりと、
後の活動の要素が、この作品に見い出せると思うと、
意外と面白く観れる作品なのかなと思います。

ご興味ありましたらチェックしてみて下さい。



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